東北大学 工学部 建築・社会環境工学科 都市・建築デザインコース/都市・建築学コース
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LABORATORIES19プロジェクトデザイン学分野福祉建築学分野建築空間学分野都市再生計画技術分野国際防災戦略研究分野石田壽一教授[大講座制]原田助教/土岐助教/藤山助教現代の都市・建築のデザインは、気候変動・省エネ・縮小社会など、環境と経済に関わる複雑な諸条件に対応したデザインが求められます。プロジェクトデザインでは単なるハードウェアを超えた生活空間の持続的成立条件を考えるプロジェクトを軸に低炭素型社会に向けた新技術やエネルギー・インフラとの関係からあらたな空間の組織とデザインを考える視野を持った人材の育成を目指しています。小野田泰明教授/佃悠助教住、教育、文化、医療、福祉等の公共福祉建築について、人々の行為/生活と建築/地域空間との相互作用に関する研究/実践を展開して、計画の基盤となる理論構築を目指しています。特に東日本大震災後の東北をフィールドとして、今後の人口減少・超高齢社会に適応可能な新しい実践的理論構築に取り組んでいます。● コミュニティ指向型住宅の空間特性と居住実態 ● コミュニティの再生と自治組織小野田泰明教授/佃悠助教人間と空間の基本的関係を解明するために、さまざまな調査や思考実験等を展開しています。さらにはそれらを通じ、現代社会が時代に対応する上で必要とする建築型の開発や検証を行っていきます。実践と理論の連結を目指す学際的学問領域です。● 空間認知に関する研究 ● 建築発注の国際比較研究 ● 苓北町民ホール(日本建築学会作品賞:共同受賞) ● プレ・デザインの思想(日本建築学会著作賞)岩田司教授都市再生計画技術分野では、地域の建築文化に根ざした住まい・まちづくりを基本とし、「ハード・ソフト」「短期・長期」「物的・人的」「開発・保全」といった多角的な観点から、社会の変革や災害を超えて、未来へと持続可能な強い地域を形成するための、地域の資源(人、物)を活用した不断の住まい・まちづくりや災害時の復興に関する手法、技術の研究・開発を実践的に行っています。村尾修教授世界中の地域・都市を対象として、将来に資する国際的な防災・復興戦略の策定を目指し、災害による被災地の復興および既存都市の脆弱性評価に関する研究を行なっています。具体的には、被災地の復興モニタリングに基づく復興曲線作成と復興過程の評価、災害に対応した都市・建築空間デザイン、建物被害関数の構築、都市復興アーカイブズ、津波による避難計画などの研究に取り組んでいます。

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