東北大学 工学部 化学・バイオ工学科
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学部卒業年:平成25年学部卒業年:平成19年学部卒業年:平成22年学部卒業年:平成13年ヤマハファインテック株式会社カーパーツ事業部クラレノリタケデンタル株式会社技術本部 三好開発部開発グループ石川 桃子さん修士工藤 恭敬さん修士スリーエム ジャパン株式会社コーポレートリサーチシステムラボラトリー花王株式会社メイクアップ研究所阿部 敬太さん博士(工学)古川 桃子さん修士16Topics自分の興味のある分野で、化学の総合力を活かす! 本学科の魅力は、何と言っても「応用化学・化学工学・バイオ工学」すべての科目を同時に学ぶ環境が整っているところだと思います。この環境で、化学系技術者としての広い視野を身につければ、どんな課題であっても柔軟に対応していくことができます。授業や研究活動での広範囲な経験が、解決の糸口を教えてくれるからです。皆さんも、自分の興味のある分野で、化学の総合力を活かす。そんな将来を思い描いてみませんか。 私は、幼いころから続けてきた楽器・音楽の世界で、自分が好きな「化学」の仕事をしています。業務範囲は多岐に渡りますが、大学で学んだ化学の総合力を活かして業務に向き合うことができていると感じます。化学を学んで、将来何をするのか。皆さん自身の「答え」をぜひ化学・バイオ工学科へ探しにきてください。人生を豊かにする武器と仲間を探しに行こう! 一括りに化学と言っても、有機・無機・バイオ・化学工学など様々な化学があります。本学科の魅力はこれら様々な化学の知識を一度に学べることだと思います。知識は人類の武器であり、濃密な時間を共にした友人は仲間です。武器も仲間も多いに越したことはありません。 私は現在、虫歯の治療に用いられる材料を開発しています。人間の歯やその治療に用いられる材料は有機物と無機物で構成されているため、歯科材料の開発には有機と無機の両方の知識が必要です。大学で学んだ知識は苦しむ患者さんを救う材料開発に役立ちますし、仲間と育んだ研究に対する姿勢も自身を成長させるスパイスになります。 皆さんも、本学科でたくさんの武器とたくさんの仲間を探してください。世界へ通ずるエキサイティングな経験をここで! 本学科に進学すると、3コース合同で総合的に化学を修めた後に、それらを活用して研究活動を行います。そして、研究テーマを通して実験計画、分析、プログラミング、論証、発表等のスキルを身に付けるとともに、その分野をさらに深く学びます。ここで得たスキルは、その後、仕事を選ぶ上で強力な基盤となりました。 研究とは、世界の未解決の課題に取り組むものであるため、運が良いと人類で初めての現象に立ち会うことができ、非常にエキサイティングです! そして、その成果を世界に発表したり、それを基に新しいテーマを考えたりと、ここでしかできないことが目白押しです。そのような素晴らしい経験を提供するために、本学科の優れた教育カリキュラム、研究施設、教職員、学友といった最高の環境が、あなたを待っています!総合的な化学の知識で魅力的なモノを生み出そう 化粧品の研究は、大学の研究と直接関係がなさそうですが、会社に入ってから、本学科で学んだ応用化学、化学工学、バイオ工学の全てが、化粧品の様々な分野で役に立つ専門性だと実感しています。また、化粧品には単なる測定の結果以上に、世界観や魅力が必要であり、それらは緻密な論理により生まれると考えています。学部や修士での研究活動を通じて論理的な考察を学んだことや、様々な分野で活躍している研究室のメンバーから現在でも刺激を受けていることが、私にとって大きな財産です。 子育てをしながらの慌ただしい毎日ですが、開発した化粧品で世界中の人々が美しくなって喜ぶ姿を実際に見たときの感慨はひとしおです。 化学の総合力を身につけて、とことん!研究し、魅力的なモノ、技術を生み出しませんか?卒業生の声

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