東北大学の特徴 東北大学が学部志願者に求める学生像 百余年の歴史と輝かしい伝統を有する東北大学は,明治40年(1907)の建学以来,「研究第一」,「門戸開放」,「実学尊重」の理念を掲げ,優れた教育・研究を展開してきました。本学は未来に向けてこの実績を継承しつつ更なる飛躍を図り,世界をリードするワールドクラスの教育・研究拠点として,世界が直面する困難かつ複雑な課題に挑戦し,人類社会の発展に大きく貢献します。 そのために,学部や大学院,研究所等,全学の総力を結集して,人類社会の未来を担う高い倫理性を備えた国際的リーダーを育成するとともに,世界水準の創造的な研究を展開し,その成果を広く社会へ還元することに努めます。 ① 創立以来の三つの理念 創立後すぐに「研究第一」,「門戸開放」,「実学尊重」の理念を確立し,時代に応じてその内容を一層発展させています。 ② 教育環境に恵まれた総合大学 ③ 研究大学 国際的な研究成果を多数生み出し,先端的研究と教育を一体的に進める大学です。 ④ 積極的な地域連携・産学連携 地域や産業界との間に多様な連携を積極的に発展させています。 ⑤ 教育研究のグローバル化 本学は国立大学の中でも最も多い海外協定大学を有する大学の一つであり,活発な教育・研究交流を展開しています。多くの留学生を受け入れるとともに,海外留学を積極的に支援し,グローバルに活躍する人の育成に力を入れています。 東北大学では,上記に掲げた理念のもとに,学士課程を通じて, ① 専門分野に関する知識及び学問全体への興味関心と幅広い知識に基づく複眼的視野を有し, ② 教養ある社会人としての素養を備え,専門分野特有の技能を生かして社会に貢献でき, ③ グローバル社会において指導的・中核的役割を果たす自覚と展望を持ち,基礎能力を備える人を育成します。 また学士課程教育では,幅広い知識や素養を育成する全学教育科目と専門分野の基盤的知識を習得させる専門教育科目を有機的に連関させたカリキュラムを提供し,授業内外での能動的な学習を推進するとともに,学生の自律的学習力を育成します。 このため,東北大学は,上記の本学理念に共感し, ① 21世紀の人類社会の課題に対し研究者として真剣に取り組み優れた貢献をしようとする志と ② 豊かな学識とリーダーシップを備える職業人として社会の発展に優れた貢献をしようとする志 を抱き,これを実現する固い意志と学問に対する強い好奇心を持つとともに,上記の本学学士課程教育を受けるにふさわしい高水準の学力を備えた学生を求めています。高水準の学力とは,具体的には,高等学校等で幅広い教科目を履修して優れた成績を収め,論理的思考力や問題発見力,分析解決能力,豊かな創造力,発想力,表現力,コミュニケーション能力を有することを指します。さらに倫理性や,学問の課題に主体的にリーダーシップを発揮しながら他の学生と協働して取り組むことができる態度を備えていることを求めます。 Ⅰ 入学者選抜方針(アドミッション・ポリシー) 東北大学の理念 10学部,15研究科,3専門職大学院及び6研究所をはじめとする多数の教育研究組織・施設を擁し,学部・研究科と研究所等のスタッフが一体となって教育を行います(教員約3,200人,学部学生入学定員約2,400人,大学院学生入学定員約2,700人)。
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