鳥取大学 大学案内2018
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2018 TOTTORI UNIVERSITY81きなんせ、鳥・取・県全学共通教育地域学部医学部工学部農学部大学院入試Data沿革・組織図   鳥取大学情報の入手/お問い合わせ/資料請求 フィールドサイエンスセンターは、普及企画部門、生物生産部門、森林部門の3部門からなります。生物生産部門は12haの湖山農場で水稲と麦・大豆などの農作物、ブドウ・トマト・花などの園芸作物を、6.5haの大塚農場で日本ナシをそれぞれ栽培しています。大塚農場には300品種にのぼるナシ属植物の遺伝資源を保存し、それらを用いたニホンナシの新品種育種ならびに栽培技術開発が行われ、生産者や技術者の視察・研修の場としても活用されています。また、森林部門は特徴ある4つの教育研究林を有し、蒜山の広葉樹天然生林と針葉樹人工林(573ha)、三朝の針葉樹人工林と広葉樹天然林(186ha)、伯耆の優良なアカマツ林(33ha)、湖山のクロマツと広葉樹の混成林(3.6ha)があります。教育研究林は、広大な森林を対象とした大型野外研究施設で、森林生態系の管理や林業に関わるフィールド科学の教育・研究拠点となっています。また普及企画部門では地域の子供達や一般市民を対象にしたフィールド体験研修を実施するなど地域の要請にも対応しています。農林業の最先端を担う、教育と研究の場として■フィールドサイエンスセンター 「菌類きのこ」は、分解者として自然生態系の維持に大きく寄与するとともに、植物の成長促進やストレス耐性の付与、環境汚染物質の浄化、病害菌の成長阻害物質の生産など、その多様な機能が注目されています。さらに「きのこ」は栄養的に優れた健康食品として広く利用され、最近ではその薬用効果にも高い関心が寄せられています。本研究センターは、菌類資源科学に関する我が国唯一の教育・研究施設で、「遺伝資源多様性研究部門」「遺伝資源評価保存研究部門」「有用きのこ栽培研究部門」「新機能開発研究部門」「物質活用研究部門」の5部門によって構成されています。研究面では、生物資源として未開拓であるきのこ類を、「農業」「健康」「安全」「環境」「生命」など様々な分野で利用するための先駆的研究を進めています。また、センターが保有する世界最大級の菌類きのこ遺伝資源(約1,400種8,400株のきのこ類の菌株)は、品質を確認した後に一般公開され、学内はもとより学外の研究者にも分譲提供されて様々な分野の研究に活用されています。多様な機能を有する菌類きのこ研究のリーダーとして■菌類きのこ遺伝資源研究センター 乾燥地は、世界の陸地全体の約4割を占め、そのうち森林破壊や過剰な農畜産活動によって土地が劣化する砂漠化は約1~2割に達します。一方で世界人口は2030年に86億人を突破すると予想され、水、食料、エネルギーの確保、疾病対策等多くの課題があります。 乾燥地研究センターは、砂漠化や干ばつ等の諸問題の解決及び乾燥地における持続可能な開発に資する研究推進を目的とした日本で唯一の乾燥地研究機関であり、全国共同利用・共同研究拠点として国内外の大学・研究機関から多数の研究者を受け入れています。今後は、従来の農学中心の研究のみならず、医学、工学、社会科学も含めたより総合的な乾燥地科学の世界展開を目指し、併せて世界の砂漠化等の諸課題に対応できる研究者・技術者を継続的に育成します。また、本センターは、世界の乾燥地各国からの研究者や留学生が多く国際色が豊かであるため、研究指導や日常会話を通じて学生の語学力向上が期待できるのも大きな特色です。砂漠化は、その解決が急がれる重要な地球環境問題の一つです。■乾燥地研究センター附属施設

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