鳥取大学 GUIDE BOOK 2023
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アクセス鳥取大学7つの魅力全学共通教育地域学部医学部工学部農学部大学院入試Data沿革・組織図   鳥取大学情報の入手/お問い合わせ/資料請求31あまりに近すぎて、意識したことがないかもしれません。しかし、世界は様々な地域が重なり合ってできており、人類が解決を迫られている多くの課題は地域を主体に考えることができます。2004年、本学は日本初の「地域学部」を設置し、さらに2017年、これまでの実績を踏まえ専門分野の融合と実践力を強化した新・地域学部に生まれ変わりました。豊かで持続可能な社会を実現するために、今まさにこの「地域学」の力が必要とされているのです。 現在、私たちを取り巻く環境は、多岐にわたる課題を抱え、様々な知を結集して取り組むことが求められています。地域学部は2017年度に1学科3コース(地域創造、人間形成、国際地域文化)に改組されて、地域の諸課題により学際的、総合的にアプローチできるようになりました。「地域」という概念は歴史的には極めて新しいもので、中央に対する「地方」という意味ではありません。地域学部の「地域学」は、人々が生活している空間の広がりとそこでの社会関係を「地域」と捉えて、検討すべき課題にあわせて 1.地域学を学ぶにあたり、高等学校等において身につける、文化、社会、自然に関する基礎的な知識・技能を有する人2.地域学を学ぶにあたり、基礎的な思考力、判断力、表現力を修得し、その向上を志す人3.自己の能力を継続的に向上させ、地域の諸課題を探究しようと志す人4.健全な倫理観を身につけ、主体的に他者と協働して地域社会の持続的な発展への貢献を志す人地域学部では、地域を考えるための授業はもちろん、地域に密着したフィールドワークを重視しています。2年次の「地域調査プロジェクト」では1年間かけて地域調査をおこない、自ら調べ地域を具体的に知るとともに課題解決を考え、実践力を養成します。また、1年次前期の大学入門ゼミ、さまざまな専門ゼミ、そして4年次の卒業研究など、一貫して少人数教育を基本に、問題意識や自ら考える力の向上を目指しています。少人数教育は、教える側と学ぶ側の垣根を低くする効果もあり、温かくて密なコミュニケーションの場を学外を含め創出しています。 地域の美しい風景や魅力的な人々との出会いなど、地域学部のフィールドワークにはさまざまな発見があります。大学という枠を超えた主体的な学びは、みなさんの可能性を伸ばします。「地域」は特定の場所にしばられるものではなく、日本各地の「地域」を対象とし、海外の地域に関して外国の大学との交流も盛んです。地域に関する研究対象は広く、課題も多様なので、みなさんが興味を持つ分野がきっと見つかるでしょう。地域の魅力を高め課題を解決する方策を身につけて、「地域のキーパーソン」としてはばたいてほしいと思います。「地域」のスケールを大小様々に変えながら、多様な分野の人々と協働して「一人ひとりが生きやすい」情況の実現に寄与することを目的にしています。授業には、理論的に追究する専門的な科目群と、地域調査プロジェクト、地域フィールド演習、海外フィールド演習などの実践的な科目群があります。こうした授業や諸活動を通して、地域の諸問題や人々の切実な願いに向き合うために必要な知識や視点を学ぶとともに、実際に行動し貢献する社会的実践力の育成を目指しています。学部の特色教室を出て、地域へ学部の魅力地域のキーパーソンになる地域学部が求める人物像あなたはどんな地域で暮らしてきましたか?どんな地域にしたいですか?Admission Policy2023 TOTTORI UNIVERSITY

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