平成30年度 筑波大学入学案内
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や実験室に居残る場合もあるかもしれません。また、授業期間中は図書館が夜10時(中央図書館は夜12時)まで開館していますので、遅くまで勉強を続ける学生もいます。単位とはなんでしょうか 高校の教育課程も単位制で成り立っていますが、多くのみなさんはあまり実感がないかもしれません。しかし大学では、このように沢山の科目が多様な形態で提供されていますから、ひとりひとりが学ぶ内容は大きく異なります。そのため、学習の時間は単位に置き換えられ、学生は卒業するまでに定められた単位数を取得することになります。筑波大学では、講義や演習は1時限(75分)の授業を10回受けると1単位取得できます(外国語や一部学類の演習を除く)。また、実験・実習・実技で1単位を取得するためには1時限の授業を20回受ける必要があります(一部学類の実験・実習は除く)。 筑波大学を卒業するためには、学群や学類によって多少異なりますが124~127単位(医学類は197単位)を履修して単位を取得しなければなりません。また必要な単位数は、先の、「基礎科目」「専門基礎科目」「専門科目」という区分ごとに設定されています。さらにこの各区分の中で、必修科目、選択科目、自由科目の単位数が定められています。筑波大学の一日 筑波大学の時間割は、1回の授業時間は75分で、一日6時限となっています。1時限目は8時40分から始まります。休憩時間は15分ですが、2時限目と3時限目の間は50分ありますので、これがお昼休みになります。 日課だけ見ると、朝早くから夕方遅くまで詰まっているように見えるかもしれません。確かに、低学年では基礎科目や必修科目が多いので、時間割は窮屈になります。しかし決められた単位をきちんと取得してゆけば、学年が上がるに従い、時間割にはゆとりが出てきます。学生はその余裕を利用して他学類の授業を受講したり、演習での発表準備に備え図書館で勉強したりしています。 最後の6時限目の終了が午後6時。部活・サークル活動はこの時間から。中には、論議や実験が長引き夜まで教室月4月~5月6月~7月8月~9月10月~11月12月~1月2月~3月学期区分春学期秋学期春Aモジュール春Bモジュール春Cモジュール夏季休業集中講義等集中講義等秋Aモジュール秋Bモジュール秋Cモジュール春季休業モジュール(5週単位)5週又は10週+期末試験15週+期末試験1時限:75分時限授業時間第1時限8:40 ~ 9:552時限10:10 ~ 11:253時限12:15 ~ 13:304時限13:45 ~ 15:005時限15:15 ~ 16:306時限16:45 ~ 18:0020学期制とモジュール制 筑波大学では2学期制をとり、4月から9月までの春学期、10月から翌年3月までの秋学期に分かれています。各学期は15週ですが、さらに5週ずつA、B、Cに三分割して、これをモジュールと呼んでいます。 先ほど、単位の計算方法の話をしました。講義の場合、10回の授業で1単位となっていました。ですから、例えば春学期Aモジュールと春学期Bモジュールで開講されている講義は10週行われますので1単位取得できます。また秋学期Cモジュールだけでも1日に2時限連続の講義を行えば5週で10回講義することになりますので同じく1単位をや実験室に居残る場合もあるかもしれません。また、授業期間中は図書館が夜10時(中央図書館は夜12時)まで開館していますので、遅くまで勉強を続ける学生もいます。 p.15に筑波大学生の時間割の例を掲載しています。どの学群・学類も、低学年では共通科目や一般的で包括的な講義、基礎的な実験実習を履修し、学年が上がるに従い、高度で専門的な講義、実験実習へと進んでいきます。また学年が上がるにつれて、空き時間が増えていきますが、知見を広げるために他学類で開講されている科目を履修したり、ゼミでの発表や実験実習の準備をしたりする時間に充てて有効に使う学生が多いようです。13

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