平成30年度 筑波大学入学案内
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卒業までに学ぶこと 以上のように学生は、4年または6年間で「基礎科目」「専門基礎科目」「専門科目」でそれぞれ定められている必修科目を履修し、さらに選択科目や自由科目の単位を満たしていきます。学生はTWINSなどでいつでも、どの区分の単位を何単位取得しているか(つまり卒業まであと何単位必要なのか)を確認することができます。 以上のように卒業するために必要な科目や単位数は学類、専門学群ごとに定められていますが、学生はこれらの科目に加え、教員免許などの資格取得に必要な科目や、興味のある科目を履修して卒業していきます。資格の取得 筑波大学で取得できる資格は、p.16の表の通りです。どの学群や学類(学部や学科)で勉強するとどのような資格が得られるのか。高校生のみなさんにとっては大変気になるところでしょう。 しかし、どのような資格が取れるかと同時に、資格を取るためにはどのような条件が必要になるのかを知っておくことも大事です。 資格の取り方には以下のような種類があります。1.指定科目の修得(卒業)により得られる資格2.指定科目の修得(卒業)により受験資格を得て、試験に合格すると得られる資格3.指定科目の修得(卒業)後、実務経験を要件とする資格4.指定科目の修得(卒業)後、実務経験を要件として受験資格を得て、試験に合格すると得られる資格5.指定科目の修得(卒業)後、指定の職就任を要件とする資格試験に合格すると得られる資格」には、医師免許、看護師免許などがあります。医学類を卒業すると医師国家試験、看護学類を卒業すると看護師国家試験を受験することができます。 資格の取得を考える際には、その資格を取ることが自分のキャリアにどのような意味を持つのかを考えてみることも大切でしょう。教員免許状の取得について 教員免許は大学で取得できる最もポピュラーな資格の一つと言えるでしょう。筑波大学でも多くの学群、学類でさまざまな教員免許を取得することができます。 教員免許状を取得するには、学士の学位を有すること(つまり大学を卒業すること)に加え、教職課程すなわち「教職に関する科目」「教科に関する科目」「教職または教科に関する科目」「その他の科目」等の所定の単位を修得しなければなりません。 教職課程で取得した単位は、ある程度卒業に必要な単位に組み込むことができますが、すべてが認められるわけではありません。ですから、卒業に必要な授業科目に加えて、自分の意志で教職科目を履修しているのだという気持ちが大切になります。 教員免許を得ても、卒業後すぐに教員になる人は1割程度でそれほど多くありません。大学院に進学して、より上級の免許状(専修免許状)を取得してから教員になる人も増えています。教員免許状の取得実績については、p.143をご覧ください。21取得することができます。ですので、学期を通した1週1回の講義は1.5単位、通年ならば3単位となります。このように学期制・モジュール制では弾力的な時間割編成が可能となっています。 なお、授業科目によっては夏期休業期間などに連続して行われる集中授業があります。そのような授業は、学年の初めにはまだ日程が決まっていない場合がありますが、詳細が決まり次第掲示でお知らせしています。 「指定科目の履修(卒業)により得られる資格」には、教員免許状があります。大学で所定の科目を履修して要件を満たせば、免許申請の手続きをすることで、卒業の際に教員免許状を取得できます。 「指定科目の履修の修得(卒業)により受験資格を得て、14

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