筑波大学案内 2025
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24社会学・法学・政治学・経済学の専門知識を集中的に深める教育を提供するだけでなく、各分野の基礎知識を総合的に修得するための横断的な教育も併せて実施することで、社会科学全般のジェネラルな視点に裏打ちされた高い専門性を発揮しうるグローカル(グローバル+ローカル)志向の人材養成を目指します。学べること社会調査実習社会調査実習の一環として、いわき市の海と水産業をテーマに、現地の漁師・鮮魚店・飲食店・水産加工業者などを訪問し、現地調査したときの写真です。社会学主専攻では、フィールドワークをすることにより、リアルな社会現象を把握し、社会の変化を分析する社会調査実習を重視しています。実習を通じて、現代社会について問題を設定し、社会学的分析を加えていく能力を育成することを目標としています。社会学主専攻の特徴は、調査実習、演習、卒業論文が特に重視されていることです。調査実習では生きた社会的現実と接触しながらその分析の仕方を学び、演習では少人数で社会学の多様な考え方を学び、卒業論文では教員の指導のもと、自分の関心をもつテーマについて問いを立て自主的に研究し、論文にまとめ上げます。基本六法を中心にリーガル・マインド(法的なものの考え方)を獲得するとともに、模擬法廷を使った裁判実務の講義や演習科目を通じて「生きた法」を学びます。政治に関する基本的な概念、理論、歴史などを学ぶ講義や入門演習を通して、政治学的なものの見方を身につけます。そして、専門科目や専門演習では、政治理論、政治過程、国際政治等など各自の関心領域の研究を深め、政治に対する洞察力を養います。現代社会の重要なメカニズムである経済活動の仕組みを基礎から体系的に学びます。大きくは、⑴ 理論、⑵ 歴史、⑶ 現状分析に分けられ、各種の科目が開設されています。少人数の演習では教員の直接指導を受けながら、より深い専門的な内容を学ぶことができます。社会学基礎論、現代社会論、社会学研究法、現代社会学の系譜、都市社会学、労働社会学、知識社会学、歴史社会学、家族社会学、科学社会学、逸脱行動論、社会統制論、地域社会学、社会階層論、ジェンダー社会論、メディアと情報化の社会学、社会調査実習、社会学演習法学概論、民事法概論、憲法、行政法、刑法総論、刑法各論、刑事訴訟法、民法総則、物権、担保物権、債権総論、親族・相続、信託法、商法、会社法、有価証券法基礎、民事訴訟法、法制史、法交渉学、法哲学政治学概論、国際政治史、比較政治学、アメリカの政治、国際政治学、国際関係史序説、国際安全保障論、行政学、地方自治論、日本政治思想、現代政治外交、現代日本外交史、アジアの国際関係、アジア政治、東アジア国際関係史、現代中国研究、計量分析入門、国境を越える政治、国際政治経済学、ヨーロッパの国際関係、ヨーロッパ政治、政治社会学経済学基礎論、現代経済史、実証分析入門、ミクロ経済学、マクロ経済学、世界経済史、日本経済史、開発経済学、日本経済論、現代中小企業論、経済数学、計量経済学、国際貿易論、産業組織論、公共経済学、都市経済学、地域経済論模擬法廷教室現役弁護士による裁判実務の講義風景です。社会学類では、例えば、実際に模擬法廷で裁判官・弁護士・検察官の立場に立って事件を考えてみる講義や、さまざまな専門家をゲストスピーカーとして招いて専門家と共に問題を考えてみたりする演習を通じて、「法的なものの考え方」を身につけてもらうことを目標としています。https://shakai.tsukuba.ac.jp/主な授業School of Social and International StudiesCollege of Social Sciences 主専攻社会学法学政治学経済学社会・国際学群[ 人材養成目的 ]社会学類社会学類

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