筑波大学案内 2025
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33る総合的な見方・考え方を獲得することでしょう。 このような筑波教育学は、明治以来、連綿として受け継がれてきた「教育学の総本山」としての歴史と伝統の中で培われてきました。日本の教育学をリードする多彩な教授陣が、最新の研究成果をもって教育学の面白さを伝え、理論と実践力を兼ね備えた人材を育成します。「筑波教育学」は常に進化し続けています。2012年度からは、小学校教員免許状を取得できる「初等教育学コース」が誕生し、卒業生は小学校でも活躍しています。新入生オリエンテーションのひとこま緊張した面持ちの新入生人間学群では、毎年度、「修学・教育活動、課外活動において優秀な成績を収め、或いは顕著な功績のあった学生」を対象とした人間学群長賞表彰を実施しています。そのほか、同窓会組織による「茗渓会賞」や「校友会江崎賞」、大学院進学者への奨学制度である「つくばスカラシップ 大学院進学奨励奨学金奨学生」などの表彰も行われます。(入学式直後の人間学群オリエンテーションにて)優秀卒業研究賞教育学類の新入生と担当教員後列:遠藤優介・京免徹雄4年担任、藤井穂高 教育学類長、樋口直宏 人間学群長前列:佐藤美涼、NGUYEN NGOC LAN CHI、滝口理奈、髙木滉太、佐久田幸空、竹内千晴進化を続ける「筑波教育学」 教育学類には約30名のスタッフがおり、教育学のあらゆる分野をカバーします。スタッフは皆、それぞれの専門分野で学界の研究をリードし、国や地方自治体の教育政策の形成に関与しているスタッフも少なくありません。 教育学類は、教育への理論的関心も実践的関心も大切にします。学生諸君にとって、これほどバラエティに富んだ分野を包摂している教育学の学士課程は、珍しいと言えるでしょう。教育学類で学ぶ皆さんは、特定の狭い視野にとどまらない、多元的・多角的な視座から、教育問題に対す優秀卒業研究賞〔人間学群長賞〕竹内 千晴<卒業論文のテーマ>国際共修への学生による教授・学習支援―学生と教員の語りに着目して―佐久田幸空<卒業論文のテーマ>「大学における性教育」の「実践」が果たす機能と課題〜性教育に関連する授業科目と担当教員の語りに着目して〜人間学群パンフレットの請求方法●人間学群Webサイト(https://www2.human.tsukuba.ac.jp/gakugun/overview)でパンフレットのPDF ファイルを見ることができます。●テレメールによる請求もできます(p.167 資料請求番号は792870)〔筑波大学茗渓会賞〕髙木 滉太滝口 理奈〔筑波大学校友会江崎賞〕NGUYEN NGOC LAN CHI〔つくばスカラシップ大学院進学奨励奨学金奨学生〕佐藤 美涼(写真/左から)

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