筑波大学案内 2025
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4◆体育(全学必修):充実した体育施設において、ジョグ&ウォーク、サッカー、テニス、バレーボール、バスケットボール、柔道、ゴルフ、水泳、ダンス、インラインスケート、フィットネストレーニング、ボディ・ワーク、野外運動、トリム運動など多彩な科目から選択して受講します。◆外国語(全学必修):「第1外国語」、「第2外国語」として英語と初修外国語を学びます(「第2外国語」は一部の学類・専門学群が必修)。という共通的な科目も用意され、健康の維持とともに自らの見方や考え方を表明・表現できる力の涵養もなされます。自分の所属する学類・専門学群(学士基盤科目)の履修、そして、「外国語」をはじめとする共通科目の履修という三位一体が、汎用的な智を涵養します。 こうして、タテにも深くヨコにも広い学修がなされ、「総合智」が涵養されるように本学の教育システムは設計されています。このような学修から、一つの事柄を様々な視点からみて考えることができる複眼的な見方や、その事柄とその周囲の関連を広く見渡す俯瞰的な視野も獲得してください。◆情報(全学必修):講義と演習を通じて、情報とコンピューターに関する基本概念および社会における位置づけを理解し、インターネット社会におけるルールとモラルを身につけます。◆国語(一部の学類・専門学群で必修):レポート(論文)作成の基礎、応用・発展、総合的な表現能力の向上を目的として、日本語運用能力を系統的に修得するカリキュラムが用意されています。◆芸術:国際的に「芸術」は大学におけるリベラルアーツ(教養)教育の重要な一分野を占めています。◆自由科目(特設):本学の研究や教育の成果をもとに、全学の学生を対象として開設される科目です。ドイツ語、中国語、ロシア語を現地の大学で学ぶ「海外語学研修」や「障害学生支援技術」「ジェンダーとグローバル共生」など特徴的な科目が開設されています。人間人文・文化社会・国際学士課程の9学群23学類すべての分野から専門導入的な科目を履修できます芸術医学生命環境体育情報理工専門導入科目9学群・23学類、全ての分野から専門導入的な科目を履修できます「学問への誘い」から始まるタテとヨコ 筑波大学の学士課程での学びは次のような構造になっています。まず、総合科目「学問への誘い」を入学者全員が入学直後に履修します。この科目では、様々な学問的問いに、本学の研究者がどのようなアプローチで取り組んでいるのかを多数紹介します。本学における学修の動機をこの科目の履修によりまず得てください。この科目を要にして、学修はタテとヨコのイメージで進みます。自らの専門分野の学修は、所属している学類・専門学群で定められる専門基礎科目や専門科目の履修によって行われ、年次を追うごとにその専門性が深化してゆきます。「専門性の深まり」あるいは「掘り下げ」という言葉があるように、これはタテ方向への深化とたとえることができ、「専門智」の涵養へとつながります。 一方、本学では他の学類や専門学群の科目も複数履修することを卒業要件として定め、自分の知識をヨコに広げる展開も求めています。そのため、各学類・専門学群の専門科目や専門基礎科目のうちで、その学問分野の入り口に立つ入門的な内容を扱う科目を専門導入科目として多数配置しています。この科目群は、その科目を開設している学類・専門学群以外の組織に所属する学生の受講にも配慮しているので、文理にこだわらず自分の専門分野以外の分野の入門的内容を履修することができます。 また、総合科目のなかに学士基盤科目と呼ぶ科目群があり、様々な学問分野とつながる日本や世界の社会の様々な断面を教養として学ぶ科目も一つ以上履修するようになっています。「外国語」、「情報」、「体育」、「国語」、「芸術」共通科目について 共通科目は以下の科目で構成されており、必修科目は時間割が重複しないように固定時間割が組まれています。(一部、固定時間割でない科目もあります。)◆総合科目(全学必修):「学問への誘い」および「ファーストイヤーセミナー」に加え、社会で活躍するために必要となる広い視野、学際的な視点などを養うための一連の科目群(学士基盤科目)から構成されます。筑波大学の教育

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