筑波大学案内 2025
7/172

月5学期区分モジュール(5週単位)5週又は10週+期末試験15週+期末試験4月〜5月6月〜7月春学期春A春Bモジュールモジュール8月〜9月春C夏季休業モジュール集中講義等発表したり検討したりする少人数の授業です。 実験、実習は講義等で習得したことを実験室や実際の現場などで実物を用いて試したり学んだりする授業、実技は技術を磨く授業と言えます。 筑波大学では、講義や演習は1時限(75分)の授業を10回受けると1単位取得できます(外国語や一部の演習を除く)。また実験・実習・実技で1単位を取得するためには1時限の授業を20回受ける必要があります(一部の実験・実習を除く)。学期制とモジュール制 筑波大学では2学期制をとり、4月から9月までの春学期、10月から翌年3月までの秋学期に分かれています。各学期は15週ですが、さらに5週ずつA、B、Cに三分割して、これをモジュールと呼んでいます。 講義は10回の授業で1単位であることを説明しましたが、例えば春学期AモジュールとBモジュールで開講される講義は10週行われることになるので、1単位取得できます。また、秋学期Cモジュールのみでも1日に2時限連続の講義を行えば、5週で10回講義することになるので、同じく1単位を取得することができます。 このように学期制・モジュール制では、弾力的な時間割編成が可能となっています。 最後の6時限目の終了が午後6時ですが、これよりも早く終る学生もいます。授業が終わると、サークル活動やアルバイトなど学生は各々自由な時間を過ごしますが、中には議論や実験が長引き夜まで教室や実験室に居残る熱心な学生もいます。また授業期間中は図書館が夜10時まで開館していますので、遅くまで勉強をすることもできます。10月〜11月12月〜1月秋学期秋A秋Bモジュールモジュール時 限第1時限第2時限第3時限第4時限第5時限第6時限8:40〜9:5510:10〜11:2512:15〜13:3013:45〜15:0015:15〜16:3016:45〜18:00授業時間2月〜3月秋C春季休業モジュール集中講義等必修科目・選択科目・自由科目 年次が進むにつれて、共通科目・専門導入科目→専門基礎科目→専門科目と学びの専門性が高くなっていきます。大学の初年次には必ず履修しなければならない必修科目が多く配置されていますが、学年が上がるにつれて選択科目の幅は高校と比べてはるかに大きくなります。高校と大学の最も大きな違いの一つは、この学びの多様性にあります。 さらに筑波大学では自由科目が設けられています。自由科目とは、選択科目よりさらに幅広い科目群の中から自由に選択して履修する科目のことです。 卒業のために必要な科目は専門学群や学類によって異なりますが、学生は各々の興味、関心、適性、将来の進路などを考えながら選択科目や自由科目を履修していくことになります。多様な授業方法と単位制 大学の授業はその方法によって、講義、演習、実験、実習、実技といった種類に分かれています。これらの授業の履修によって学生は単位を取得し、卒業するまでに各学類・専門学群で定められた単位数を取得することになります。 講義は教員が言葉や問いかけで知識や考え方を伝える授業のことで、高校の教育方法に近いものです。演習は講義で得た知識や技能をもとに特定の課題や問題について筑波大学の一日 筑波大学の時間割は、1回の授業時間が75分(他のほとんどの大学は90分)、1日6時限となっています。1時限目は8時40分から始まりますが、時間割は一人一人異なるので、2時限目や3時限目から来る学生もいます。休憩時間は15分ですが、2時限目と3時限目の間は50分ありますので、これがお昼休みとなります。 日課だけ見ると、朝早くから夕方遅くまで詰まっているように見えるかもしれません。確かに低学年では必修科目が多いので、時間割は窮屈になります。しかし決められた単位をきちんと取得していけば、学年が上がるにしたがい、時間割にはゆとりが出てきます。学生はその余裕を利用して他学群や他学類の授業を受講したり、図書館で勉強したりしています。

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る