筑波大学案内 2025
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94血圧測定実習一次救命処置教育の特色 医学類の教育の特色として、自己学習能力・問題解決能力の涵養を重視し、E-learning環境など学習のサポート体制を整備している点、及び体験型プログラムが充実している点などがあげられます。また、教育の質を保証するために、医学教育企画評価室を設置し、カリキュラムのプランニング、各種教育プログラム実施支援、評価のすべての段階において、教育のコーディネートを行う役割を担っています。具体的には、社会のニーズに対応するための新たなプログラムの企画(チーム医療に関する医学群3学類合同コースなど)、評価結果に基づく現行プログラムの改善、テューター養成、教員研修会、卒業生のフォローアップ調査などを実施しています。 医学図書館は夜も開かれている他、全てのセミナー室にはネット環境が整備されており、E-learningシステムを活用して学生が必要な時に、病理組織標本などにアクセスして自習できます。また臨床技能実習室には、身体診察や救急蘇生を練習するためのシミュレーターが多数整備されています。資格など学士(医学)医師国家試験受験資格卒業後の進路 令和5年3月末現在、第43回卒業生までの4,539名が医師国家試験を受験し、平均合格率は97.8%です。卒業生の多くは臨床医として、医療の第一線で活躍しています。基礎医学の道を選び、研究者として国際的に非常に高い評価を受けている方、保健・福祉の行政者として国際機関や厚生労働省等の政府機関、都道府県の保健医療部局などで活動している方、本学及び大学等で医学教育者として活躍されている方、など様々です。 卒業生の多くは、本学附属病院をはじめ全国の研修病院で研修を受け、臨床医としての道を歩みます。附属病院と茨城県内を中心とした関連施設との緊密な連携により質の高い教育体制が整備されており、医師臨床研修マッチングにおける採用数も常に全国上位にあります。また、日本専門医機構の専攻医研修プログラムも各診療科で用意されており、それぞれの専門医への道も準備されています。

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