高知県立大学 大学案内2018
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持続可能な社会の実現を目指し、人間生活に関する「栄養・生活」「社会福祉」「文化」の知識や技術を複合的に学び、研究します。言語・文学・地域文化を基盤として、人間生活の文化的発展をめざします。文化学領域管理栄養士山田 佐奈江さん愛媛大学医学部附属病院人間生活学研究科人間生活学専攻栄養・生活学領域博士前期課程2015年9月修了修士(生活科学)仕事・育児・学業に奮闘し恵まれた環境でスキルアップ私は、病院の管理栄養士です。本大学院修了生でもある上司の勧めもあり、「外来在宅がん患者の栄養管理に関する実態調査」を研究テーマに入学を決意しました。仕事上の課題を研究テーマに出来ることは社会人の私にとって魅力的でした。大学院2年目に第二子を出産し、育児休暇中の学業両立は大変でしたが、家族の協力のもと、社会人に配慮した大学環境と、先生方の熱心なご指導により無事達成できました。これを糧に、職場復帰後の実践につなげたいと思います。人間生活学研究科人間生活学専攻博士前期課程社会福祉学領域樋口 京子さん2016年4月入学自分も豊かに成長していきたい特別支援学校の教員として2015年まで勤務をしていました。社会福祉の全体をみわたせる視点の必要性を感じ、多面的に知識を深めたいという気持ちで入学しました。先生の「大学院というのは、修士論文を書いて終わりなのではなく、研究したいというきっかけを作ってくれる場であり、研究はずっと続いていくものである。」という言葉に励まされ、頑張っています。卒業後は障がいのある子どもの就労支援と家族のサポートに関わっていきたいと思っています。障がいのある子どもも、人として豊かになっていくことに全く変わりはありません。発達していく子どもを目の当たりにして、自分も豊かに成長していきたいと考えています。人間生活学研究科人間生活学専攻博士後期課程社会福祉学領域朝比奈 寛正さん2015年4月入学医療・福祉現場での研究の必要性を感じます病院で精神保健福祉士としてアルコールや薬物依存症の患者さんと家族へのサポートの仕事をしています。修士課程修了後にもっと研究をしたいと思えたのは、学生の意欲を引き出してくれる先生方のサポートのお陰です。研究の面白さを感じました。土日の集中講義と平日の夜に指導を受けています。一人で研究をしていると視野が狭くなったり、壁にぶつかったりしますが、ゼミの中で領域の違う院生と交流することによっていいアドバイスをもらっています。現在、調査を終えてデータを分析中です。医療機関の中で医師や看護師と同じように、精神保健福祉士も仕事の一環として研究ができる環境になればいいと思っています。

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