山梨大学 令和6年度 入学者選抜要項
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 一般選抜(後期日程)では、出願書類に加え第1段階選抜合格者に面接を課します。これにより情操、創造力や適応力など人間性の観点からの選考も行います。また、「調査書」など各教科の学習記録により、医学を学ぶに足る基礎学力が定着しているかどうかを評価します。これらの選考により将来人間性豊かな医師または独創的な医学研究者に成長しうる学生であるかどうかを判断します。最終選抜は以上の結果に加え、大学入学共通テストの成績ならびに個別学力検査から総合的に行います。なお、第1段階選抜は選抜方法・合否判定基準に基づき実施します。 学校推薦型選抜Ⅱでは、出願書類に加え、将来本学を含む山梨県内での医療活動に従事する意欲の有無やその理由も合否判定の材料とします。また第1段階選抜合格者に面接を課します。これにより情操、創造力や適応力など人間性の観点からの選考を行います。さらに、「調査書」など各教科の学習記録により、医学を学ぶに足る基礎学力が定着しているかどうかを評価します。出願書類のうち「多面的・総合的な評価のための申告書」は、アドミッションポリシーの理解度、大学で学びたいことの具体性、将来展望の明確性などを測る目的で主に面接時の資料として活用します。「学校長推薦書」からは学力のみならず、高校生活での主体的活動の有無や積極性など人間性の豊かさも評価します。これ-7-入学者受入方針と展望が明確であるか等を評価します。小論文では、小学校教育や児童の発達過程に関わる論題を出題し、「山梨県小学校教員養成特別教育プログラム」での学習の前提となる思考力・判断力・表現力を総合的に評価します。面接では、山梨県の教育活動に対する理解や、入学後の教育研究に対する意欲や適性を評価します。                                                      (2)医学部理念・目的 深い人間愛と広い視野を持ち、医の倫理を身に付け、科学的根拠に基づいた医学的知識、技術を備え、地域医療や国際医療に貢献できる医療人や国際的に活躍できる優れた研究者を養成する教育・研究を行います。 病める人の苦痛を自らの苦痛と感じることができ、生涯にわたって医学的知識、技術の修得に努め、地域社会・国際社会の保健医療・福祉に貢献する人材及び疾患の原因解明や治療法の開発に寄与できる研究者の養成を目指します。 医学部では、「国民の健康を支える医療人の育成」を行うため、次のような資質と能力を持つ人を求めています。● 単に病気やけがを治すだけでなく、一人一人に最良の医療を提供するために、努力を惜しまない人● 健康問題に興味があり、地域医療や国際医療に貢献したいと考えている人● 疾患の原因を解明し、治療法を開発したいと考えている人● 深い人間愛と広い視野を持ちコミュニケーション能力が高い人 医学科では、幅広い知識と高度な技術の獲得とともに、人格の涵養にも重点を置いたカリキュラムにより、次世代の医療を担う優れた臨床医及び医学研究者の養成を目指しています。国民の健康を支える医学・医療に将来、携わることへの強い意志と深い関心を持ち、総合的理解力、論理的思考力、問題解決能力を備え、他者とのコミュニケーション及び自己表現に優れるとともに、自己啓発のために生涯にわたって学ぶことを継続する意欲を持つ人を求めています。 医学科で幅広い医学的知識を学習するために必要な基礎学力を身につけておいてください。特に、大学受験の理科科目として物理学、化学を選択した学生であっても生物学の基礎を修得していることを期待しています。外国語の修得には時間がかかりますので、入学前から常に英語力の向上を目指してください。また、多彩な人との豊かな人間関係を築くこと、様々な組織の中でチームワークによる活動の経験を持つことによって、医療人に求められる高い倫理観、信頼される人間性、広い社会的視野を涵養することを心掛けてください。医学科育成目標 国民の健康を支える医療人の育成求める資質・能力・人物像育成目標と求める能力・人物像入学前に学習しておくことが期待される内容試験区分別の入学者選抜の基本方針教育・医学

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