68海外の看護学部で学び、医療現場を体感するハワイ看護フィールドワーク（FW）プログラム海外の学生と看護課題を通じた交流日本・アジア青少年サイエンス交流事業（さくらサイエンス）途上国における国際看護の現場に飛び込む国際看護学演習Ⅰこれまで培った国際的視野で課題を追求海外での卒業研究3-４年次「国際看護学演習Ⅱ」では、１年間にわたる「実践的語学トレーニング」と「ハワイ看護FW」を実施します。「実践的語学トレーニング」では、１年間、本学ＰＥセンターで看護師免許を持つ英語教師が行うクラスを受講し、語学スキルアップを目指します。「ハワイ看護FW」では、米国ハワイ州の医療現場における上級看護師の実践の見学や、ハワイ大学マノア校看護学部のシミュレーションセンターの演習参加を計画しています。また、ハワイ文化について現地講師から学ぶと共に、プレゼンテーションを通して学生や教員との文化交流を行います。さらに、現地の保険・医療・福祉施設の見学や交流を通し、米国の医療の現状、看護教育の実際を学べるプランも準備し、国際的視野の涵養を目指します。1年次の必修科目である「国際看護学Ⅰ」はコミュニケーションの理論や基本的なスキルを学び、医療において増加する外国人患者に対する異文化コミュニケーションを学びます。この科目はPractical English Center や外国人模擬患者の協力を得て、看護実践を結び付けたアクティブラーニングで、外国人を対象とした医療コミュニケーションを実践的に学ぶものです。日本で生活する外国人の方々のグローバル・ヘルスについてグループで問いをみつけプレゼンをし、国際機関で活躍をしている方、海外で看護師として働いている方、海外の大学院を修了して研究者として活躍をされている方などからご講義をいただき、これからのキャリアを考える機会を持ちます。国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）の「さくらサイエンスプログラム」は、日本と海外の若者の交流を通じ、日本及び世界の科学技術・イノベーションの発展に寄与することを目的としています。看護学科ではこの助成を受け、コロナ禍以前はアジア圏の大学生を横浜に招聘し、コロナ禍ではオンライン交流を実施しています。202０年度には、本学のオンライン交流がJSTよりグッド・プラクティスに選ばれました。202２年度は「ロコモティブ・シンドローム」をテーマにインドネシア・ハサヌディン大学の看護学部生とのオンライン交流を実施し、グループワークなどを通して、医療体制、高齢化率、家族構成、運動・食習慣等などが異なる両国に必要な支援を考えました。コロナ禍終息後は、対面でのプログラム再開を検討しています。看護学科では、国際化社会における看護の実践と、看護、医療、保健における国際多様性を理解する事によって視野の広い看護職を育成するため、カリキュラムの中に体系的にグローバルな教育プログラムを用意しています。1年次から全学で取り組むPractical Englishで培った英語力を基盤に、さまざまな国際体験を積む事ができる他、意欲のある学生は自主的に海外に飛び出し、実践的な研究活動等に参加し、積極的にグローバルで多様な看護の現場を体験しています。※2020、2021年度は新型コロナウイルスの影響により中止２年次「国際看護学演習Ⅰ」は、母子保健を中心とした国際看護の視点を養うことを目的に、現地での保健活動を含めた海外フィールドワークを実施しています。202２年度はコロナ禍のためオンラインでインドネシアの看護医療系大学生やフィリピンの医療者との相互交流を実施しました。202３年度の渡航は海外情勢を踏まえ検討します。フィールドワーク実施前には海外の保健医療や国際機関等について学習し、ネイティブスピーカーの教員とともに、プレゼンテーション準備を含めた少人数制の英語学習をします。世界の健康課題について視野を広げ、国際的な視野を養います。海外での卒業研究（調査）は、看護の統合と実践Ⅲ（統合実習）に位置付けられます。看護実践の向上に関わる個々の関心やテーマ（課題）を追求するためのフィールドとして海外における調査が可能です。実際に現地の医療従事者や住民にインタビュー調査を行います。4年次は、学生自身の看護に対する考え方や卒業後の進路が明確となります。それに伴い学生個々の興味関心事が多様化し、近年では、卒業後に海外で働く事を希望する学生が増加しています。そのためYCUでは４年間の学修における集大成である卒業研究を、国内だけではなく海外でも行えるよう、学生のニーズを尊重しサポートする体制を整えています。※2022年度はコロナウイルスの影響により、現地実施は中止 多様な国際交流プログラム英語で看護の実践を積む国際看護学Ⅰグローバル教育の取組
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