横浜市立大学 2025
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共用試験(国家試験卒業試験Post-CCOSCE)マッチング医学部医学科5年次6年次卒業後1〜2年目初期臨床研修■肝胆膵消化器病学卒業後3年目以降後期臨床研修(専門医養成)(博士課程)大学院行政技官留学等横浜市立大学医学部医学科生は、卒業時までに以下の能力を獲得し、地域社会や国内外で活躍し、創造的研究により社会の発展と人類の福祉に寄与する人材として羽ばたきます。医療を取り巻く環境は、これまで言われていた加速する少子高齢化への対応に加えて、新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延への対応など、大きく変化しています。横浜市立大学医学部は附属2病院を有し、医学科・看護学科共に実践的な教育を受けられる非常に恵まれた環境にあります。本学は横浜市・神奈川県の地域医療を支える優秀な人材を育成する責任がある一方、社会のグローバル化に対応し、世界に向けて情報発信できる人材を育成する方針を掲げています。特に本学が重要としているのは「研究」です。「研究の横浜市立大学」として今後世の中を大きく変える成果が医学研究で期待されております。皆さんは、このような時代の要請に応えられる医療・医学のプロフェッショナルを目指し、大学生活を始めることになります。プロフェッショナルとは卓越した専門知識と技量を有し、使命感と倫理観に裏打ちされた仕事を行う人を意味しますが、医療者としては、それに加えて、“人を思いやる心” を持ちあわせること、つまり人間性を磨くことが非常に重要です。プロフェッショナルへの道は険しく厳しい道ですが、皆さんなら本学の基本方針である“地域貢献” と“国際化” さらには医学研究を通して世の中を変えることができるプロフェッショナルになられることを確信しています。横浜市立大学医学部は、皆さんを大切にし、人と人のつながり・温かみのある教育を実践します。1プロフェッショナリズム2医学知識(修得した医学関連知識を実践に応用できる)3医療の実践4対人関係とコミュニケーション技能(診断・治療の基本技能および科学的根拠に基づく治療計画が立てられる)基礎医学社会医学臨床医学臨床実習5医療と社会6生涯学習7医学の進歩への貢献に向けた準備(医学の分野での課題解決に向けた貢献)(医療等に関する制度・規則を理解し、業務を通じて社会に貢献できる)(知識を探求し、情報を科学的に評価できる。新しい情報を生み出すための研究計画立案ができる)61Message from the DeanAtsushi Nakajima プロフェッショナルへの第一歩医学部長  中島 淳卒業時に修得している能力研究実習(リサーチ・クラークシップ)4年次基礎又は臨床医学教室に15週間配属され、医学研究を行います。医療人として知識と技術を駆使するには科学的な視点が必要です。この科目では研究手法修得のみならず、それらをもとに未解明の医学的課題に取り組むリサーチマインドを身に付ける事を目的とします。診療入門4年次診療に関する基本知識、技能、態度について学びます。また医療面接法や身体診察法等の診療技能を実習や演習を通して身に付けます。これらの実践的な学修内容(技能や態度)は、共用試験(OSCE)により評価されます。臨床実習(クリニカル・クラークシップ)4年次〜6年次4年次までの全科目に合格するとスチューデントドクターとして診療参加型の病院実習を行う事ができます。医療チームの一員として診療に参加し、指導医のもとさまざまな職種のスタッフと連携してon the job trainingを行います。

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