横浜市立大学 2025
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鶴見キャンパス(生命医科学研究科)福浦キャンパス(医学研究科)先端医科学研究センター次世代臨床研究センター横浜市立大学附属病院附属市民総合医療センター病院における臨床応用横浜市立大学先端医科学研究センターは、2006年に設置された大学直属の研究センターです。臨床への橋渡し研究を推進すると共に、各解析センター等の研究活動を基盤に、これまで文部科学省の「イノベーションシステム整備事業」や、日本医療研究開発機構(AMED)の「難治性疾患克服実用化研究事業」、「再生医療実現拠点ネットワークプログラム」「ウイルス等感染症対策技術開発事業」等、数々の大規模プロジェクトに参画する等、国内有数のライフサイエンス研究拠点として着実な成果を重ねてきました。2023年には今後想定される新興・再興感染症に備えて、新興感染症研究センターを設置しました。今後も優れた研究成果をより早く社会に還元できるよう取り組みを進めていきます。76基礎研究がん、生活習慣病等の克服を目指した基礎研究と、その成果を臨床に応用する橋渡し研究(トランスレーショナル・リサーチ)を推進しています。臨床研究を円滑かつ安全に実施するための支援を行っています。大学病院の使命には、「診療」、「教育」と並んで「研究」があります。研究には実験室で行う細胞や動物を用いた「基礎研究」と、実際に健常な人や患者さんを対象として新しい薬や医療機器、手術等の効果を調べる「臨床研究」があります。臨床研究には、大学病院や地域の医療機関で働く医師等、多くの医療者が携わっています。Y-NEXT(YCU Center for Novel and Exploratory Clinical Trials)は、横浜市立大学を中心として行っている臨床研究を幅広く支援し、新しい治療法がより早く届けられるように病院の研究者をサポートする目的で2015年に設置されました。新しい治療法が開発される過程には、臨床研究が欠かせませんが、その臨床研究は計画、倫理審査申請、研究の遂行、データ管理、統計解析、信頼性確保、論文発表、医薬品・医療機器承認申請等のさまざまな工程があり、研究者だけでできるものではありません。そのため、Y-NEXTでは研究者が臨床研究をスムーズに遂行できるように、医師、薬剤師、看護師等多職種がその専門性を発揮して多角的なサポートを行っている、いわば臨床研究・研究者を支える縁の下の力持ちです。橋渡し研究臨床研究日常診療■次世代臨床研究センター(附属病院)研究施設・連携研究機関■先端医科学研究センター(福浦キャンパス)

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