愛知県立芸術大学 大学案内2019-2020
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055山﨑 裕幸ブレーメンフィルハーモニー 管弦楽団首席コントラバス奏者1978年広島県福山市生まれ。13歳よりコントラバスを始める。愛知県立芸術大学卒業、桑原賞、及び松原桃子賞受賞。その後、ケルン音楽大学にて研鑽を積む。 ソリストとしては、これまでに、ブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団、シンフォニアコンチェルタンテ・ブレーメン、広島交響楽団、リゾナーレ高原音楽祭、ワイマール・ナショナル劇場、等と競演。Kreis Zeitung紙「コントラバスから フレキシブルな、歌のようなきれいな音色が響くことをだれが想像したであろうか。山﨑裕幸氏による最高の演奏は、その楽器から緊密な雰囲気や様々な顔を持つ歌手の姿を提示してくれた…」 と高い評価を得る。 2009年、2011年イタリア・クネオ市のコンセルヴァトリウムにてマスタークラス及びリサイタルを開催。 オーケストラ奏者としては、ルツェルン祝祭管、ザルツブルグ・モーツァルト週間や東京のオペラの森、サイトウ・キネン・オーケストラ等に出演。 首席奏者としてはマーラー室内管、トスカニーニ・フィル(イタリア)、スタヴァンガー響(ノルウェー)、ドイツ・カンマーフィル・ブレーメン等で出演。 クラウディオ・アバドや、ロリン・マゼール、小澤征爾、ロストロポーヴィッチ、マックスウェル・デイヴィス、クリストファー・ホグウッド、ダニエル・ハーディング、ロビン・ティチアッティ、マーカス・ポシュナーらと共演。 2005年よりブレーメンフィルハーモニー管弦楽団首席コントラバス奏者。活躍する卒業生卒業後の進路 卒業後はソリスト、室内楽奏者、オーケストラ奏者(コンサートマスター、パート首席奏者、Tutti奏者)等、演奏家として活躍する他、音楽大学・高校の教員、音楽教室の講師として活動する等、多様な進路があります。 又、博士前・後期課程進学或いは海外留学等の道もあります。[就職等] ブレーメンフィルハーモニー管弦楽団、ハンブルクシンフォニー交響楽団、アーヘン市立交響楽団、トリアー市立管弦楽団、国立パリ管弦楽団、フランス国立ロワール管弦楽団、プラハ国立歌劇場管弦楽団、香港フィルハーモニックオーケストラ、名古屋フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、中部フィルハーモニー交響楽団、NHK交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、オーケストラアンサンブル金沢、仙台フィルハーモニー管弦楽団、山形交響楽団、群馬交響楽団、京都市交響楽団、大阪センチュリー交響楽団、大阪フィルハーモニー、関西フィルハーモニー管弦楽団、大阪シンフォニカー交響楽団、京都市交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、九州交響楽団、札幌交響楽団、藝大フィルハーモニア(東京藝術大学管弦楽研究部)、名古屋音楽学校、ヤマハ音楽教室等各地の音楽教室等[教 員] 愛知県立芸術大学、名古屋芸術大学、琉球大学、福島大学、その他各地の音楽高等学校、一般高等学校[進 学] 愛知県立芸術大学大学院、その他の国内外の芸術系・教育系大学院[留学等] ドイツ、フランス、オーストリア、アメリカ、イギリス、フィンランド、スウェーデンの各音楽大学等平光 真彌愛知室内オーケストラ・コンサートマスター本学非常勤講師長谷川 彰子岐阜県立加納高等学校音楽科を経て、愛知県立芸術大学音楽学部卒業。2005年、同大学大学院音楽研究科修了。中村桃子賞受賞。ヴァイオリンを青山泰宏、大久保ナオミ、福本泰之、Ewald Danel、服部芳子の各氏に師事。指揮を紙谷一衛氏に師事。第11回日本クラシック音楽コンクール第3位。第1回宗次ホール弦楽四重奏コンクール第1位。併せて、聴衆賞、オーナー賞も獲得。2007年2010年及び2012年、小淵沢室内楽セミナーにて最優秀カルテットとして「緑の風 音楽賞」受賞。2012年には講師特別賞も同時受賞。これまでにソリストとして、オーケストラとブラームスの二重協奏曲や、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、シベリウス等のヴァイオリン協奏曲を演奏。オーケストラはブルガリア国立ソフィアフィルハーモニックオーケストラ、プラハ放送交響楽団、ウクライナチェルニーゴフオーケストラ等。在学中、2000年から岐阜管弦楽団、2004年から愛知室内オーケストラのコンサートマスターを務める他、神戸室内合奏団、中部フィルハーモニー交響楽団などの客演コンサートマスターを務める。その他、ソロ、室内楽の分野でも中部地方を中心とし、積極的に演奏活動を行っており、クラシック音楽を親しみやすくより身近に感じてもらうために、サロンコンサートを精力的に行い地域に根ざした音楽活動を展開している。愛知県立芸術大学、名古屋芸術大学非常勤講師。2018年愛知県芸術文化選奨新人賞を受賞。愛知県立芸術大学を首席で卒業。桑原賞、併せて中村桃子賞受賞。2006年度日本演奏連盟主催新人演奏会に出演し名古屋フィルハーモニー交響楽団とコンチェルトを共演する。大幸財団より奨学金を受ける。2007年リゾナーレ室内楽セミナーにて音楽賞受賞。サイトウキネン若い人のための室内楽勉強会に参加。第77回日本音楽コンクール第3位。2010年9月よりロームミュージックファンデーションより奨学金を受けライプツィヒ音楽大学へ留学。東京芸術大学修士課程首席卒業。ライプツィヒ音楽大学を最高点で卒業。バーデン州立歌劇場にて研修生として1年在籍。日本に帰国後は、東京、大阪、名古屋など各地で数多くの演奏会に出演し、ソリスト、オーケストラ奏者、室内楽奏者として幅広く活動している。これまでに中島顕、天野武子、河野文昭、山崎伸子、ペーター・ヘルの各氏に師事。九州交響楽団元首席チェロ奏者。中村 洋乃理NHK交響楽団ヴィオラ奏者岡山県笠岡市生まれ。愛知県立芸術大学を経て、東京藝術大学大学院研究科修士課程修了。第8回日本演奏家コンクール最高位受賞。「文化庁舞台芸術フェスティバル・日韓の若い音楽家によるオーケストラ特別演奏会」の日本、韓国公演に首席奏者として参加。プレールカルテットのメンバーとしても活動。 2011年国際音楽祭「ヤング・プラハ」に招かれ、ヤング・プラハ・フェスティバル・カルテットとしてチェコ各地にて演奏。2014年日本では珍しい、ヴィオラ奏者四人による「Alto de Campagne」を結成し、岡山、鳥取、兵庫、東京での演奏会を毎年開催している。また愛知県立芸術大学の友人達とピアノ五重奏団「パルテンツァ五重奏団」を結成し、毎年名古屋の電気文化会館で演奏会を開催している。2007年から2014年まで東京フィルハーモニー交響楽団フォアシュピーラーを務めた。2015年NHK交響楽団入団。現在、次席奏者。ヴィオラカルテット Alto de Campagne、パルテンツァ五重奏団、ナガノチェンバーオーケストラメンバー、横浜シンフォニエッタシーズンメンバー。これまでにヴィオラを江島幹雄、百武由紀、川﨑和憲の各氏に師事。愛知県立芸術大学の授業は、ソロをはじめ充実した実技系のカリキュラムと、先生方との距離感の近さも魅力の1つと私は感じています。室内楽や弦楽合奏、オーケストラの授業では、自分の師事している先生はもちろん、様々な先生方からも親身なご指導を頂け、自分の中に今までになかった新しい見方や発見があり、より音楽の表現の幅が広げられました。また同級生だけでなく、先輩や後輩とも関わる機会も多いので、常に良い刺激の中で自分を高められ、日々が充実しています。 私は今、大学の交換留学制度を利用してケルン音楽大学に留学しています。先生方、先輩方からたくさんのアドバイスやサポートをしていただき、お人柄も演奏も本当に素晴らしい先生と出会うことができました。1年間という留学としては短い期間ではありますが、ドイツの文化を実際に体験でき、毎日新鮮な日々を送っています。愛知芸大では協定校から先生方を招き、公開レッスンや演奏会などが行われています。更に、交換留学というチャンスもあり、挑戦できる場が沢山あると思います。私は現在大学院2年生になりますが、大学での多くの経験がこれからの音楽につながっていくと信じています。在学生の声新井 千晶音楽学部器楽専攻弦楽器コース4年向井 真帆大学院音楽研究科博士前期課程弦楽器領域2年

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