愛知県立大学 看護学部・大学院看護学研究科 CAMPUS GUIDE2019
2/24

01愛知県立大学看護学部は、看護短期大学として発足して以来50年以上の歴史をもち、多くの看護職を輩出してきた伝統ある学部です。特に技術教育に力を注いでおり、卒業生の技術力については病院から高い評価を受けています。医療分野の技術革新は目覚ましく、看護にも高度な実践力が求められています。一方、2025年には団塊の世代が75歳以上となり、医療や介護を必要とする人々が急増すると予想されています。急性期だけでなく、回復期や慢性期、さらに在宅療養など、複雑で多様な看護ニーズに対応できる知識や技術を獲得するには、従来の看護師・保健師・助産師を合わせて4年間の教育では不十分だと言われています。本学では、このような社会の要請に一早く対応し、助産師に続き保健師の大学院化を検討しています。4年間かけてしっかり看護を学び、自信をもって現場に出ていける知識と技術を教育します。さらに、在留外国人への文化ケア、南海トラフ地震等を視野に入れた災害看護、海外短期留学等を通じたグローバル人材としての基盤形成など、ユニークな科目も充実させようとしています。大学院では、臨床高度実践者、教育研究者、看護管理者などを目指している人々に、充実した教育プログラムを提供しています。私たちは、県立大学として地域の医療、保健の現場を支え、看護を牽引するリーダーとなる人材の育成を目指しています。学部長 ・ 研究科長柳澤 理子教育目的教育目的は、21世紀の国際社会、少子高齢社会で活躍する優秀な看護専門職として、すべての人に対する思いやりと人間愛を育み、人間相互の信頼関係のもとで、保健医療福祉施設、在宅、地域などの様々な場において、科学的・理論的かつ倫理的に判断し、看護を展開できる人材を育成することです。このために、科学的思考と科学的問題解決能力、人間を全体的・総合的にとらえ個別性に対応して生活の質を考慮した看護を行える能力、科学的根拠に基づいて実践する能力、保健医療福祉システム全体の中で看護を位置づけ調整的役割を果たす能力、国際社会の中で人々の健康の保持・増進に寄与できる能力を養います。教育目的は、広い視野に立って専門分野の学識を深め、科学的な思考力、高度な研究能力を養い、社会においても指導的な役割を果たすことができる優れた看護学研究者、看護学教育者を育成するとともに、高度な専門性、実践能力を有し、社会に貢献する看護専門職を育成することです。看護学部大 学 院看護学研究科博士前期課程博士後期課程愛知県立大学大学院看護学研究科看護学研究者・助産師・専門看護師・認定看護管理者への道が開かれる愛知県立大学看護学部看護専門職への道が開かれる教養科目や外国語科目の充実高い倫理観と豊かな人間性を育成少人数制による技術教育多様な施設での実習と教員指導体制の充実根拠を重視した論理的思考の育成と少人数制による卒業研究の指導●総勢52名の教員が教育を担当します。●●実験研究・量的研究・臨床研究・質的研究など多様な研究手法の教員が揃っています。●●教員は、学会の理事、評議員、編集委員などに就任し、看護界で活躍しています。●人間性とグローバルな視野を育成看護実践能力を育成看護を科学する力を育成豊かな心と知識と技術が融合した理想の看護をめざして

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る