愛知県立大学情報科学部 学部案内2019
2/12

情報科学で新しい未来を拓く力をつけよう情報科学技術の急激な発展は産業や社会に大きな変革をもたらしています。本学部では、あらゆるモノがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)、人工知能(AI)、ロボット技術などを基盤とした「第4次産業革命」や「超スマート社会」を見据え、情報科学で新しい未来を拓くための教育研究を展開します。1998年4月、情報科学部は情報システム学科および地域情報科学科の2学科構成として、愛知県立大学初の理系学部として発足しました。情報システム学科では、各種の情報システムを自由に構築、運用することのできる情報システムの中核技術者を養成してきました。地域情報科学科では、社会の情報化に不可欠な各種の情報ネットワークと、地域環境の分析、設計に不可欠なシミュレーションシステムを自由に構築、運用することのできる情報システムの中核技術者を養成してきました。2009年4月には、情報科学の更なる深化と拡大に対応すると共にものづくりと情報技術を結合させた次代を拓く新しい情報システムの中核技術者の養成を目指すため、情報科学科1学科の下に情報システムコース、メディア情報、システム科学コースの3コースをもつ学部へと生まれ変わりました。さらに、2014年4月には学部の3コースを情報システムコース、メディア・ロボティクスコース、シミュレーション科学コースへと名称を変え、情報科学を基礎とした工学的人材養成を行うべく教育内容の強化を図りました。情報科学部では、学科共通の基礎として、情報科学に関する理論やハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの基本的な知識・技能を学びます。それらを基に、情報システムコースではソフトウェア技術と情報通信技術、メディア・ロボティクスコースでは音声や画像などの処理技術とロボット技術、シミュレーション科学コースではモデリング技術とシミュレーション技術などを学び、未来をデザインできる総合的思考力や実践力を身につけた技術者を養成します。1998年に誕生した愛知県立大学情報科学部は20年目の節目となる年を迎えます。この間、情報科学技術の進展は目覚しく、その高度化と社会への普及は一層進んでおり、社会・産業・生活に大きな変革をもたらしつつあります。本学部で学ぶ学生の皆さんには、情報科学の理論や技術を身につけ情報化社会で活躍できる力を身につけることはもちろんですが、情報科学技術の意義や価値を人に語り、人や社会を幸せな未来につなげられる人材に育って欲しいと願っています。SCHOOL OF INFORMATION SCIENCE AND TECHNOLOGY情報科学部長 神山 斉己 教授

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る