今後は、大学院レベルに照準を定めた通訳・翻訳人材の育成と地域・社会連携の推進にむけて、多言語学習センターの機能をさらに拡充することが予定されています。06AICHI PREFECTURAL UNIVERSITY 大学院合同ゼミと研究グループ 国際文化研究科では、大学院合同ゼミ(正式科目名は「国際文化特殊演習」)を開くことで院生に対する研究指導の効果を高めるとともに、院生どうしが学問的に刺激し合う研究活動の場づくりを進めています。この合同ゼミの枠組みで、現在、フィールド系を中心とする社会科学の分野、多文化状況と言語に関わる現代的な課題を研究する分野、文献史学の研究課題を史学史に照らして考える分野の計3クラスが開講されています。 大学院合同ゼミの運営を担っているのは、近接する分野の教員・院生が集まる研究グループです。カリキュラム表の研究分野区分とは違って、研究の目的意識や中核的テーマで結ばれているのが研究グループの特徴です。現在、合同ゼミを運営している「多様性のフィールド学研究グループ」「多文化社会と言語研究グループ」「歴史学の潮流研究グループ」3つの研究グループが存在します。 大学院合同ゼミと研究グループの具体的な紹介については、次ページ以降を参照してください。多言語学習センター(iCoToBa) 多言語学習センター(略称iCoToBa)は、本学の学生が自由に使える外国語学習支援スペースです。グローバルキャンパスの中核となる、学びと交流のための場として整備されました。多言語学習センターでは、実践的な外国語運用能力を身につけるための課程外の授業、グローバルな課題に関する理解を深めるためのセミナーなど、さまざまな活動が行われています。留学生との交流のイベントを企画するのも、重要な役割の一つです。「はばたけ 県大生」奨学制度 本学では、学生が個人で取り組む学術調査研究活動に対する奨学制度「はばたけ 県大生」を設けています。2021年度から、大学院博士前期課程の学生も応募できるようになりました。みなさんが優れた研究計画をもって応募してくれることを期待しています。研究科サポート体制
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