愛知県立大学大学院 国際文化研究科 2023
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最近の修士論文aクラス代表:竹中克行 Graduate School of International Cultural Studies07対象分野▼⿟ChineseMusicinaChangingJapan:TheSoundsandMeaningsofMinshingaku,1870sto1930s⿟カタルーニャにおける言語政策─「言語正常化」から「社会統合へ」⿟ドイツにおける憲法保障制度と「憲法の敵」─ドイツ国家民主党とネオナチの音楽を中心に⿟現代アンデス先住民に息づく民衆宗教⿟日中の七夕に関する比較研究⿟ヨーロッパ都市の旧市街がもつ価値とは何か─建築・都市計画をめぐる思想史的考察⿟生活空間としての街路への住民による意味づけ─歴史的集落を起源とするバルセロナ・サンアンドレウ地区の事例⿟「ヘイトスピーチ」に関する法的問題点─修士論文執筆に向けて 本研究グループは、人・情報・資本が飛び交うグローバル世界の動態を明らかにし、環境・文化・社会が複合する人類の多様性を培うための研究実践に到達することを大きな目標としている。研究の方法論として、地理学、文化人類学、地域社会学など、フィールド調査に重きを置く現場主義を共有し、大学院合同ゼミ(「国際文化特殊演習(aクラス)」を運営している。また、国内外におけるフィールドワークに根ざした教育・研究を推進するため、調査実習やそのための教員間の情報交換などを活発に行っている。○テオティワカン土器の分析と考察─「月のピラミッド」出土の土器群を対象に○多核型コンパクトシティとしてのサンティアゴ・デ・コンポステラ都市圏(スペイン)の特質─都市形態・機能分析より○ガイドブックからみるバルセロナの都市イメージの変化─バルセロナモデルの評価に関する新たな視点○関宿の町並み保存の変遷○スピリチュアリティに関する宗教学的考察─南インドのオーロビルを事例として○地域社会と移動に関する研究─「係累のない土地へ自発的に移動する人々」がもつ帰属意識の変容○多元的な「郷土」概念に存立する地方郷土研究団体─昭和戦前・戦中期における飛騨考古土俗学会を事例に大学院合同ゼミ[国際文化特殊演習]2021年度の報告テーマ(抜粋)運営の中心となる研究グループ構成員国際文化専攻●竹中克行[地理学、地中海都市・ランドスケープ研究]●亀井伸孝[文化人類学、アフリカ地域研究]●秋田貴美子[コミュニケーション学、日米文化]●奥野良知[近現代カタルーニャ史、カタルーニャ地域研究]●谷口智子[宗教学、ラテンアメリカ地域研究]●エドガー・ライト・ポープ[民族音楽学、日本とアメリカのポピュラー音楽史]日本文化専攻●服部亜由未[人文地理学、歴史地理学]●柴田陽一[人文地理学、地理思想史]フィールド系を中⼼とする社会科学の分野(地理学、⼈類学、社会学、政治経済学など) 本合同ゼミの中心は、博士前期課程院生の研究発表である。定期的に報告することで修士論文提出に向けた作業を着実に進めるとともに、報告後の活発な質疑応答から有益な助言やヒントが得られるようになっている。また、博士後期課程院生や本研究科の教員、関連分野の学外研究者などの報告を聞き、議論を通じて学ぶことができる。大学院合同ゼミ(国際文化特殊演習)と研究グループ多様性のフィールド学

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