愛知県立大学大学院 人間発達学研究科 2023
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〈プロフィール〉2012年早稲田大学人間科学部2016年早稲田大学人間科学部2016年愛知県立大学大学院2018年愛知県立大学大学院2018年愛知県立大学大学院2018年瀬戸市教育委員会学校教育課2021年早稲田大学総合研究機構2022年愛知県立大学大学院〈プロフィール〉2001年長崎県立大学看護栄養学部栄養健康学科入学2005年長崎県立大学看護栄養学部栄養健康学科卒業2005年株式会社岩崎食品入社商品開発部門配属2009年(公財)愛知県健康づくり振興事業団入社2016年愛知県立大学大学院2018年愛知県立大学大学院2021年愛知県立大学大学院2022年同修了博士(人間発達学)取得聖霊女子短期大学生活文化科教授中村豪志大曽基宣早稲田大学総合研究機構社会的養育研究所健康福祉科学科入学健康福祉科学科卒業人間発達学研究科博士前期課程入学人間発達学研究科博士前期課程修了人間発達学研究科博士後期課程入学スクールソーシャルワーカー社会的養育研究所研究助手人間発達学研究科博士後期課程単位取得退学聖霊女子短期大学生活文化科生活子ども専攻教授人間発達学研究科博士前期課程入学人間発達学研究科博士後期課程入学越原学園名古屋女子大学文学部児童教育学科講師人間発達学研究科博士後期課程単位取得退学■大学院進学の動機■大学院進学の動機私は、大学で社会福祉を学んでいた際に、スクールソーシャルワーカー(以下、SSW)という仕事に出会いました。きっかけは、当時SSWの方が運営していた子どもの居場所でボランティアをした事です。主に不登校の子どもが夕方から集まり、たわいもない話をしたり時々勉強をしたりと自由な過ごし方が印象的でした。子どもと話す中で、学校の生きづらさや社会の閉塞感に共感したことを覚えています。そういった子どもが安心して生活できる社会や学校を作るための仕事として、SSWに可能性を感じています。SSWは、不登校や貧困、いじめ、児童虐待など様々な課題を抱える子どもへ、その権利を尊重し、より良い生活を保障することが役割です。学生だった当時、実際にSSWをしている方も少なく、具体的なイメージが持てずにいたこともあり、より学びを深めたいと大学院進学を考えました。本研究科は、「教育」「福祉」どちらの専門の先生もいらっしゃり、SSWを深く学ぶことに最適と考えました。私は他大学からの進学となり不安もありましたが、大学院説明会にて自身の疑問に率直にお答え頂いたことも進学を決めた後押しとなりました。私は、名古屋女子大学で、子どもの健康に関する講義や研究をしています。子どもの健康づくりに関する意識改善や行動変容を支援するためには、栄養学をはじめとした健康に関する知識に加え、より広範な分野の勉強が必要です。つまり、上手に伝えたり、一緒に考えたりするためには、対象である子どもの特性を知る必要があります[主に発達・教育・心理等の分野]。より効果的な支援や教育を行うためには、ニーズ把握、指導案検討、効果測定、振り返り等を実施する必要があります[主に教育・心理等の分野]。子どもの健康づくりには、家族や環境などの要因が関連しており、子どもだけの力ではなかなか改善ができない場合があります[主に心理・福祉等の分野]。そこで、「発達」、「教育」、「心理」、「福祉」などの広範なテーマについて複合的に学び、研究ができる大学院を探したところ、本研究科の存在を知りました。本研究科の博士前期課程を修了後、現在は博士後期課程に在■研究科の魅力大学院への進学はチャレンジでしたが、自分の知りたいことに全力で答えて下さる先生方にご指導頂き、人生の貴重な時間となりました。自分自身の視野を大きく広げることは学部以上の経験でした。本研究科の魅力は、丁寧で密な指導を受けられることと思います。学部とは異なり、大学院は授業も少人数となります。一方的な話を聞くことよりも自分の調べたこと、興味関心を先生方と話し合い、主体的な姿勢が求められます。また、社会人の学生も多く、多彩な学生とゼミや研究会で意見交換することができました。時には他県への調査研究に同行させていただき、先進的な事例を生で見る経験もさせて頂きました。この研究科には本気で学び、夢中で興味関心を追いかけるチャンスがたくさんあります。その環境も整っているので、ぜひ一歩踏み出す勇気を持って頂ければと思います。籍して「健康づくりにおける子どもの行動変容について」研究を進めています。指導教員の山本先生を中心に、様々な専門分野の先生方に丁寧な指導、助言、ヒントをいただいています。(2020年度当時)本研究科の魅力は、「幅広い分野の先生から指導をいただける」ことや「幅広い職場で活躍する社会人学生と一緒に学べる」ことだと感じています。例えば、幅広い分野の先生からの指導を通して分野を超えた情報が得られたり、議論の中から新たなアイデアが生まれたりすることがあります。学生同士の繋がりについても同様であり、教科書や参考書ではなかなか学べない現場の声や工夫などの貴重な知見が得られます。最後に、本研究科は夜間の授業もあるため、仕事との両立が可能です。実際に多くの社会人学生が仕事と学業の両立をしています。■研究科の魅力12GRADUATE SCHOOL OF HUMAN DEVELOPMENT

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