愛知県立大学 新大学誕生10周年・長久手移転20周年記念誌
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卒業生・教職員からの寄稿だきましたが、部活動から離れても、ギターは時々弾いておりました。最近のコロナで外出を自粛しているときには、家でギターを弾くことが多くなりました。 家でギターを弾くときは、聴衆は妻一人でありますが、彼女は大層褒め上手で私のギターを「うまいうまい」と褒めちぎります。豚もおだてりゃ木に登るそうですが、私もおだてられれば、ギターも弾きます。妻が食事の用意をする間、何曲も演奏しています。妻は「高級なレストランにいるみたい」と申しますが、高級なレストランではギターではなく、ピアノ演奏がほとんどだと思います。ギターは「小さなオーケストラ」と言われるように独奏楽器なので、メロディーも伴奏も一人で出来ます。共演者がなくてもいいので、便利な楽器です。あいにく、県大ギタマンは長久手に引っ越しをしてからしばらくして廃部になってしまいました。誠に残念なことです。 今では、長久手キャンパスには立派な校舎が立ち並び、情報科学部や看護学部など、学部も増設され、ロボットの研究棟や、看護学部の新しい建物も増えました。更には大学院も出来て、その中で3000人を超える学生が学んでいるのです。学部の再編がなされ、私達が学んだ英文学科が英米学科と合体してなくなり寂しく感じていますが、世の中もコロナ騒動を除けば、落ち着いており、学内も静かに学問をする雰囲気が漂っています。 そして街の中とは違い、ここ愛知県立大学の周辺には、学生を勉強から引き離すような誘惑は見当たりません。そして、大学には、教員・職員の他に学生の勉学をサポートする、後援会や全学同窓会という組織があります。後輩の皆さんはこれらのサポート体制を十分に活用して、しっかりと勉学に、部活動に励んでください。皆さんの活躍を期待しています。そして同窓会活動に興味のある方は、自由な時間が取れるようになったらぜひ同窓会活動に参加してください。心よりお待ちしています。13

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