周年記念事業実行委員(日本文化学部歴史文化学科教員) 中西 啓太 新大学誕生10周年・長久手移転20周年の記念誌をお届けします。本誌は教員・職員・同窓会が協働した記念事業の最後を締めくくる取り組みとして企画されました。とりわけ、全学同窓会からは本誌の予算をすべてご支援いただくなど、多大なお力添えをいただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。また、実際に編集作業が動き出してからは、職員の方々の働きがなければとても完成には至らなかったでしょう。さらに、本誌の軸となった寄稿文は、教・職・同の様々なネットワークがあってこそ、多くの方からお寄せいただくことができたものです。この間の本学の歩みを多様な視点から眺められるのではないでしょうか。私自身は本学に赴任してからまだ日が浅く、現在のキャンパスでは物理的にも大学の外とのつながりを感じにくいものです。しかし、大学を支えるつながりは前身の時代から脈々と続いているのだと、本誌の編集を通じて実感しました。大学を取り巻く環境は少子化や財政窮乏といった直接的問題だけでなく、高等教育・学術研究の意義といった次元まで、いよいよ厳しさを増していくと予想されます。しかし、そのような時代を歩むにあたっても、本誌を作り上げたようなつながりが本学を支えてくれることでしょう。90編集後記
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