■授業科目 ■専門・専攻領域 国語学、日本語テンス・アスペクト、語用論■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 日本中世文学、説話文学、今昔物語集■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 漢文学、中国古典学、中国中世の学術■最終学歴 ■学位 業績 ●『ナラトロジーの言語学:表現主体の多層性』ひつじ書房、2015 ●「タリ・リと動詞のアスペクチュアリティー」『国語学』191、1997 ●「あらすじ過去と別人格──『法華百座聞書抄』のキ・ケリ──」『日本学・敦煌学・漢文訓読の新展開』汲古書院、2005業績 ●2000年1月31日『今昔物語集の表現と背景』全369p.(三弥井書店) ●2006年2月14日『医談抄』中根千絵、辻本裕成、小野裕子、美濃部重克による共同執筆 全368p.(三弥井書店)業績 ●『漢書注釈書研究』(単著)(遊学社・2017年) ●『中国史書入門 現代語訳 隋書』(共著)(勉誠出版・2017年) ●『『朱子語類』訳注 巻八十四~八十六』(共著)(汲古書院・2014年)日本語文法研究北海道大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程博士(文学)日本中世文学研究(散文・伝承)名古屋大学大学院文学研究科 博士課程後期課程国文学専攻 修了博士(文学)漢文学研究(文学・思想・史学)大東文化大学大学院文学研究科中国学専攻 博士課程後期課程 修了博士(中国学)研究内容・教育方針 中世文学における創作手法の解明、表現分析、とりわけ十四、五世紀の和歌・連歌、随筆等の表現内容の探究をすすめている。南北朝から応仁の乱に至る約百五十年間の和歌文学は、解明されるべき興味深い問題を多く残している。徒然草の表現と思想、南朝和歌表現の生成過程、耕雲から正徹への和歌の流れ、心敬の連歌理論の構築の様相、宗祇や心敬の万葉語摂取の形などから、中世文学史の根底を流れる本質的な問題を探りあて、和歌文学史をつないでいくことが私の大きな目標の一つである。それゆえ、大学院の授業を通して、こうした大きな問題に目を向け、アプローチし、共に学んでいく。 大学院では、研究者として自立しうるかどうかは当人の努力と覚悟にかかる。学生には、研究者に必須である、頻繁な研究発表の場で戦い論陣をはる積極性と、勉学にのめりこむ執拗さとの二つを求める。教員は、学生に研究者に最も必要な和歌文学等の知識の獲得をさせ、学生自らの専門分野の開拓に関して、学生を鍛え、指導する。業績 ●『中世和歌連歌の研究』((単著)笠間書院・H14) ●『草根集 権大僧都心敬集 再昌』((共著)明治書院・H17) ●『中世日記紀行文学集成第七巻』((共著)風間書房・H16) ●『心敬連歌 訳注と研究』((共著)笠間書院・H27)研究内容・教育方針 研究内容:日本近現代文学、特に近現代詩を研究対象としています。「「荒地」派を中心とした第二次大戦前後における文学状況の探究」、「日本文学における近代詩成立過程の探究」、「近現代詩研究から日本近代文学を捉える広範な視野の獲得」をテーマとしています。第二次大戦後の詩状況に研究の端を発し、現在は文明開化期の新体詩、1920年代のモダニズム詩など、それらを通史的に捉えるべく論を重ねています。 教育方針:積極的な研究姿勢の涵養を目指します。学会での口頭発表、審査雑誌への論文投稿など、自らの研究を発信してゆく意識の喚起を求めます。それを裏打ちするのは、研究対象への愛情とたしかな「読み」、そして自身のオリジナリティを相対化する先行研究や、学界の研究動向に対するこまやかな調査と批評といった地道な研究姿勢でしょう。日頃の講義におけるディスカッションと立論に重点を置き、温感に支えられた研究のあり方をともに探ってゆきたいと思います。研究内容・教育方針 研究内容:平安時代の物語を中心とした文学研究。特に、文学に関わる皇族女性について幅広く分析している。中でも、皇族女性が祭祀の役割を担った「斎宮」というシステムについて深く研究しており、奈良時代から鎌倉時代までの斎宮および斎宮の登場する文学について扱う。斎宮制度は、皇族女性が都を離れて伊勢へ行き、祭祀というかたちで王権に関わるものである。物語の作り手や読み手、また斎宮自身の自己イメージにも耳を傾け、物語と現実の往還について考えている。 教育方針:表現にこだわった研究をすること、一方で表面にあらわれないものにも意識を向けることを求めたい。古典文学は、名もない人々の関わりの蓄積があって初めて現在に触れられるものである。そして、私たち研究者も名もない人々の一人となるかもしれない。文学の内外にあるそうした痕跡を忘れずに、そしてそこにあるテキストに対して真摯に向き合う研究者を育成していきたい。■授業科目 ■専門・専攻領域 日本中世文学、和歌、連歌、紀行文学、日記・随筆■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 日本近現代文学、近現代詩■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 日本古代文学、物語文学■最終学歴 ■学位 業績 ●『戦争のなかの詩人たち─「荒地」のまなざし』(単著)(2012.9 学術出版会) ●『鮎川信夫研究─精神の架橋』(単著)(2002.7 日本図書センター) ●『言葉の文明開化─継承と変容─』(共著)(2007.5 学術出版会)業績 ●『斎宮の文学史』翰林書房、2016年 ●「母を看取る后─『源氏物語』紫の上の臨終と明石の中宮─」(『むらさき』第52号,2015年12月) ●「龍に成る后─井上内親王をめぐる規範の攻防」の表現を中心に─」(『物語研究』第16号,2016年3月)日本中世文学研究(韻文・思想)東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻第一種 博士課程修了博士(文学)日本近現代文学研究特講、日本文化特別研究、 日本近現代文学研究 他筑波大学大学院博士課程文芸言語研究科日本文学専攻博士(文学)日本古代文学研究一橋大学大学院言語社会研究科博士課程修了博士(学術)26研究内容・教育方針 研究内容は、テンス・アスペクトの意味論的・語用論的研究である。具体的には現代日本語と古代日本語を取り上げ、個々の形態の意味記述にとらわれず、一般言語学的にどのような記述の枠組みを設定したらより明確に掴めるかを常に考えている。そのためには狭い意味での言語研究にとどめず、文学理論、社会学、心理学等も視野に入れなければいけないと感じており、一部は手をつけたところである。 大学院において、院生はまずは自分の専門領域をしっかり固める必要があると思っている。しかし自分が教える立場になって痛感することは、専門外の領域についての体験や耳学問もまた、広く持っておいて損はないということである。どんな学問分野にも独特の深い知識・方法論というものはあろうが、その一方でどんな学問にも通底する基本的な発想・態度というものもあろう。それを伝えることができたらと思う。研究内容・教育方針 研究内容は、日本中世説話の研究である。現在の研究課題は、(1)『今昔物語集』諸本の成立の様相(2)医学説話の注釈(3)戦の物語の研究である。(1)学会では、現在、様々な周辺の新資料が紹介されている。その中で、『今昔物語集』諸本の様相を掘り起こす試みは、近世における『今昔物語集』の受容の在り方を解明する意味で新しい研究の方向を目指すものである。(2)学会では、かつて医学説話が採り上げられたことはなかった。新しい分野を切り開いているが故に、説話の読解、依拠した書物の探索、諸本の研究は、今後の研究発展の上で、最低限、必要な作業を行う。(3)戦の語りの国際的視野からの研究は、学会に新たな見方をもたらすものであるので、広い視野から従来の研究成果を見渡しつつ、俯瞰的な研究を行う。 教育方針としては、専門分野をさらに探究する研究、新たな発想による研究や先端的課題への取組を推進する。研究成果については、学会で発表するとともに、学術論文として公刊するなど、広く社会へ情報発信するよう、指導する。研究内容・教育方針 研究内容:中国・南北朝隋唐時代の学術について、(1)『漢書』注釈書の受容、(2)礼(主に服喪儀礼)に関する議論、(3)「家学」の発生と展開を中心に研究を進めている。(1)では『史記』三家注・『後漢書』李賢注・『文選』李善注といった注釈書や敦煌本の『漢書』注・日本に現存する旧抄本に引かれる旧来の『漢書』注釈と『漢書』顔師古注(現在最も標準的な『漢書』注釈)とを比較することで、顔師古注が旧来の注釈に取って代わって広く受容されるようになった理由について、(2)では礼に関する議論の分析を通じて当時における経書の受容について、(3)では礼学を家学とする一族を世代順に検討することで家学の実態についてそれぞれ考察している。 教育方針:漢文学(中国古典学及び日本漢学)を研究するために必要不可欠な、文学・史学・哲学(思想)・文献学に関する幅広い知識と原典(古典中国語)読解力を習得し、自身の研究成果を学会発表や学術論文によって公表できるよう指導する。福沢 将樹 教授[ふくざわ まさき]中根 千絵 教授[なかね ちえ]洲脇 武志 准教授[すわき たけし]伊藤 伸江 教授[いとう のぶえ]宮崎 真素美 教授[みやざき ますみ]本橋 裕美 准教授[もとはし ひろみ]
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