愛知県立大学 Guide Book 2024
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DEPARTMENTOF I1234 I I NFORMATONSCENCEANDTECHNOLOGY岩本侑哉さん情報科学科メディア・ロボティクスコース名古屋市立向陽高等学校 出身1年次に情報科学の基礎として数学やコンピュータの利用方法、プログラミングを学び、2年次ではソフトウェアを取り巻く理論・技術を学ぶとともに、実験が始まります。3年次では4コースに分かれて各分野の理論を深め、4年次ではこれまでに習得した知識をもとに卒業研究に取り組みます。 愛県大を選んだ理由小学生の頃に科学館でジュニアロボカップに参加したのが楽しかったのと、高校生の時にも情報系の係をしていて動画編集などを任されていたので、以前から情報科学に興味がありました。学科・専攻の特徴自宅にパソコンがなくても大学の設備が充実しているため困りません。1年生からコンピュータを使った講義がいろいろ■っていますが、国内の大学では珍しくHaskellというプログラミング言語を学べます。学生生活で一番の思い出、頑張ったことメディアプレゼンテーション論という授業の演習で発表者を務めたことです。本番が近づくとグループの皆で相談しながら時間も忘れて準備にのめりこむほどで、なかなか大変でしたが達成感がありました。キャンパスでのおすすめ施設・場所とその理由情報科学科の学生ならいつでも使える演習室です。演習室坂祥太朗さん 2019年卒業 トヨタ自動車勤務 情報科学部ではコンピュータなどに関する講義だけでなく、プレゼンテーションに関する講義などもあり、幅広い分野の知識を得ることができます。そうした大学生活を通じて就職活動では、自分が社会に出て何を成し遂げたいのかを考え、目標を立てました。SPIの勉強や面接対策などで決して楽ではないですが、自分の目標のためなら、苦になりませんでした。私には輝かしい経歴や経験はありませんが、面接では、どのように考え行動し、その結果を自分の成長にどう繋げたかを話せるよう準備しました。大学生活では小さなことでも、みんながやっているからではなく、自分の意思をもって決断をしていけば就職活動にも活きると思います。主なカリキュラム微分積分Ⅰ/Ⅱ、線形代数Ⅰ/Ⅱ、離散数学Ⅰ/Ⅱ、論理回路論、コンピュータアーキテクチャⅠ、情報社会の法と倫理、コンピュータリテラシ、プログラミングⅠ/Ⅱ、アルゴリズムとデータ構造Ⅰ、プロジェクトベースドラーニングⅠ/Ⅱ主なカリキュラム応用数学、確率・統計Ⅰ/Ⅱ、コンピュータアーキテクチャⅡ、オペレーティングシステム論、情報システム分析、プログラミングⅢ/Ⅳ、数値解析Ⅰ、アルゴリズムとデータ構造Ⅱ、形式言語とオートマトン、知識情報処理論、情報理論、符号理論、情報科学実験Ⅰ主なカリキュラムコンピュータネットワーク論、データベース論、ソフトウェア工学、ヒューマンインターフェース論、プログラミングⅤ、パターン情報処理論、画像処理論、デジタル信号処理論、通信ネットワーク、情報セキュリティ論、センシング論、データサイエンス、シミュレーション数理、システム同定論、コンテンツデザイン、音声・音響情報処理論、自然言語処理、機械学習、知能ロボティクス、ロボットモーション、情報科学実験Ⅱ、情報科学セミナー主なカリキュラムメディアプレゼンテーション論、通信理論、分散システム論、数理モデル化と問題解決、コンピュータグラフィックス、コンピュータビジョン、ロボットインタラクション、卒業研究Ⅰ/Ⅱは複数あって平日はいつでも開放されているので、授業に、レポート作成に、自習に、学生が頻繁に利用します。どんな課外活動をしていますか県大祭実行委員をしており、来場者の方に楽しんでもらえるように様々な工夫を考えています。県大祭実行委員はメンバーも大勢いるので、他学部の学生とも仲良くなるチャンスがたくさんあります。趣味・特技音楽ゲームにはまっていましたが、大学に入ってから3次元CGを扱えるスペックのPCを買ったので、最近は3Dプリンタを使って試行錯誤しながら製作をして遊んでいます。愛県大を希望する受験生へのメッセージ受験科目の関係で高校時代には数学の勉強だけを重点的に行っていたと後悔している人をたまに見かけます。入学前にある程度コンピュータに触れて遊んでおけば、この学科での生活をもっと楽しめると思います。554年間の学びの流れ県大LIVE 在学生・卒業生インタビュー数学を中心に学んで、基礎を固める情報科学を支える最も基本的な科目である数学を中心に学ぶと共に、コンピュータの使い方について学び、次年度以降の知識習得のための基礎を築きます。数理的な基礎となる線形代数、微分積分、離散数学をはじめとして、情報科学の入り口となるコンピュータリテラシ、プログラミング、論理回路、情報社会の法と倫理等を学びます。プログラミング技術を身につけ、情報科学の扉を開く数学の知識を深めると共に、プログラミングを取り巻く理論・技術について学び、情報科学における諸問題を解決するための準備を整えます。具体的には、プログラミング、形式言語とオートマトン、アルゴリズムとデータ構造、情報理論、コンピュータアーキテクチャ、代数、確率統計等を学びます。また、後期からは情報科学実験Iが始まります。4つのコースに分かれて、各分野の知識を深める情報システムコースでは、ネットワーク、セキュリティ、並列分散処理、センサー等に関する知識を、シミュレーション科学コースでは、システム同定、数理モデル化、ビッグデータ処理、センシング等に関する知識を、知能メディアコースでは、情報コンテンツ、視聴覚情報処理、知識情報処理、言語情報処理等に関する知識を、ロボティクスコースでは、ロボット運動制御、システム統合技術、自律システム、知的情報処理等に関する知識を身につけます。卒業研究に取り組み、総合的思考力を磨く配属された研究室で個別課題に取り組み、卒業研究として論文にまとめます。入学以来培ってきた情報科学の知識を総動員して、最新の専門機器を駆使しながら、これまでに誰も解いたことのない問題の答えを、自らの力で探し出します。優れた就職実績卒業生は優良企業を中心に各業界で活躍しています年次年次年次年次卒業後卒業生の声コンピュータを使った講義が充実しているので、時間をかけて情報スキルを伸ばせます。

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