4多言語が共存する社会への理解を深める33 本学外国語学部では、全学科・専攻の学生が選択できる3・4年次の専門コースとして、多言語社会課程を設置しています(2023年度以降の入学者が履修可能)。本学部では、この新しい課程を、日本やアジアをはじめとする多言語社会の課題に焦点を当てた、学士課程の専門コースとして発展させます。課程履修学生は、学部共通専門科目で学問的な基礎を固めつつ、ワークショップ型の「多言語社会共通演習」や国内外のプログラムからなる「多言語社会フィールド実習」などの学びを通じて、応用力・実践力の獲得をめざします。 また、外国語学部を中心に運営している日本語教員課程では、日本語の教え方はもちろんのこと、地域の日本語教室での実習を通して、多言語・多文化状況で必要となるコミュニケーション能力を身につけます。法令により、2024年4月から、日本語教員資格は国家資格の一つとなり、この資格の社会的需要はますます高まっています。グローバル社会のなかに身を置く 本学の外国語学部では、学生の多くが在学中に留学を経験しています。3人に1人くらいが半年または1年の長期留学に挑戦し、夏休みや春休みを利用したショートプログラムを合わせれば、大部分の学生が在学中に海外生活を経験するといってよいでしょう。本学は、約60もの海外大学との学術交流協定を締結していて、交換留学制度とともに、多様なショートプログラムを提供しています。 留学は、ふだんの学修で身につけたグローバルな感覚を磨き上げるための貴重な機会ですので、ぜひ挑戦してください。2020年春以来、コロナ禍の影響を受けて海外渡航を停止せざるをえない状況が続きましたが、2023年度以降は、国際交流がほぼ平時の活力を取り戻しています。オンラインツールもときに重宝しますが、異なる文化・社会を深く理解するには、やはり現地体験を通じた学びが一番です。
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