愛知県立大学 日本文化学部への招待
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国語国文学科は、文学や思想に興味ある人の居場所であり、ことばの仕組みや特徴を明らかにする学科です。国語学・国文学・漢文学の大きく三つの分野があります。国語学では古代から現代にいたる日本語の歴史的変遷や、方言を含む日本語の仕組みを学びます。また、文献に記された過去の言語や現在実際に話されている言語の分析を通して、そこに反映される規則性や文化を明らかにします。国文学・漢文学では、古代・中世・近世・近現代の日本文学と漢文学の作品の中に多様に描かれる人と人、人と社会との多様な関係を汲み取り、人の心の本質を探っていきます。それらの研究にあたって、私たちの生きる社会的・文化的な枠組みとしての日本を、言語と文学という視座から見つめ、常に世界との関係を意識しながら研究していきます。ここでの学びは、日本に生きる私たち自身の思想、行動について改めて考えることにつながり、そこにあなただけの新しい発見があるでしょう。それは、目まぐるしく変化する国際社会の中で生きていくための土台となります。大学時代の学びから、社会に対する多面的な見方としなやかな自己を見つけましょう。授業紹介「国文学概論」(2023年度後期)の授業では、古代から近代初期までに日本で作られた和綴じの書物、すなわち日本の古典籍を扱います。古典文学の殆どは、書物という「物」に書かれ、現在まで伝わっており、それらを調査・研究するときには、内容だけではなく、「物」としての形態についても考える必要があります。この授業では、書物を「物」として捉えるための基礎知識をはじめ、古典籍の歴史的変遷、構成要素とその特徴、さらにはそれにまつわる文化的背景について学びます。教員による講義を基本としますが、受講生が直接古典籍の現物を手に取って観察し、書誌情報を記録してみる実習も交えた形式で進めていきます。この授業を通して、書物を作り、伝えてきた日本人の知的営為について理解を深めるとともに、文学研究の基礎として書物を調査・研究する意義と、書物そのものの魅力を知ってもらいたいです。伊藤 彩乃さん4日本文化学部李 澤珍先生 [2023年着任、上段写真右から2番目]稀書の会伊藤先生は、愛知県立大学図書館の貴重書の調査研究を行うことを目的とした、学生・院生たちのグループ「稀書の会」の活動を行っています。地元の博物館や資料館、情趣感じられる文学名所を訪れるなどの実地調査活動に、ゼミ生たちも多く参加しており、古典籍の魅力に親しむと共に見聞を広めています。和歌詩歌について学んでいくだけでなく、古典籍や愛知県の文化に興味がある方にも良い経験が得られます。国語国文学科

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