日本文化学部国語国文学科教員・ゼミ紹介昨年度は『諸国百物語』という近世の怪異小説を扱い研究・発表を行いました。発表は一回の授業につき一人が行い、その後質疑応答の時間があります。発表資料の作り方や発表方法については、先生が丁寧にサポートしてくれるため安心して取り組めます。近世文学には仮名草子をはじめ、浮世草子や読本、草双紙など幅広いジャンルがあり、挿絵も面白い点や典拠となった作品との比較等を通して先行研究にはない新たな発見が多くできる点が魅力です。少しでも興味を持った方はぜひ受講してみて下さい!洲脇ゼミでは、中国の歴史書の一つである『漢書』を読んでいます。中国の歴史や文化はもちろん、中国古典を読解するためのツール・コツを学ぶことができるため、国語学・国文学の研究や資料読解にも活用することもできます。何より少しずつ漢文の書き下しができるようになった時には、格別の楽しさやわくわく感を味わうことができます!漢文に少しでも興味がある方は、ぜひ一緒に学んでみませんか?福沢ゼミでは、流行歌や抄物、論文など、毎年異なったテーマを扱っています。昨年は紙媒体の新聞を研究対象としました。テーマに沿っていれば、自由に自分の興味のある研究を行うことができます。昨年は前期と後期に一回ずつ発表を行いました。毎週決められた数の発表資料がアップロードされるので、受講生はそれを読みコメントを書きます。発表当日はコメントへの回答を含めて発表します。コメントを通じて、発表内容を深めることができます。伊藤ゼミでは、中世和歌文学を中心に扱います。貴族たちの宮廷文化から、時代と共に新たな歌風や技巧が生まれては論や歌会が白熱し、芸術文化として練り上げられていく中世の和歌文学の奥深さを学びます。昨年度は、『玉葉和歌集』と『新古今和歌集』を取り上げ、学生同士で歌の表現や背景について調査発表と議論を行いました。ゼミでの活動を通して、歌の三十一音の限られた形式の中で歌人たちが選びぬいた表現にじっくりと向き合って考察する力と、和歌文化への理解を養います。私たち中根ゼミは主に中世文学を扱うゼミです。自分たちで説話・伝承文学を読み、その物語の中で気になった点について、典拠を調べることでどんなものから影響を受けた作品なのかを考察したり、諸本や似た物語の比較をしたりすることを通して、特徴や意義を見つけるということをします。今年は『御伽草子』を中心に卒業論文を書きました。皆さんもよく知っているであろう「浦島太郎」「一寸法師」なども収録されていますし、「酒呑童子」などサブカルチャーで名前を見る作品もあります。物語を読むことや日本史が好きであれば、講義の中で新しい視点が得られ、色々な学びが出来ると思います。面白いですよ!宮崎ゼミでは近現代の文学作品を幅広く扱うことができます。基本1人が30分程度発表をし、後に議論を行います。作品と論文をよく読みこんで臨むことが重要で、様々な作品と真摯に向き合うことによって自身の研究にも活きる多くの学びを得ることができます。議論では他学生の持つ多様な視点に触れ、それぞれが刺激し合うことで考えが発展していきます。文学研究の楽しさを感じ、豊かに学びを深めることができるゼミだと思います。ゼミ生によるゼミ紹介ゼミ生によるゼミ紹介ゼミ生によるゼミ紹介ゼミ生によるゼミ紹介ゼミ生によるゼミ紹介ゼミ生によるゼミ紹介鈴木柊花さんゼミ生一同ゼミ生一同坪井理紗子さん坪井理紗子さん伊藤彩乃さん伊藤彩乃さん杉本楽人さん杉本楽人さんゼミ生一同ゼミ生同6李 澤珍[国文学/近世文学 書誌学]洲脇 武志[漢文学/中国古典学 中国中世の学術]福沢 将樹[国語学/文法 テンス・アスペクト]近世文学ゼミ漢文学ゼミ国語学ゼミ伊藤 伸江[国文学/中世文学 和歌・連歌]中根 千絵[国文学/中古・中世文学 説話文学]宮崎 真素美[国文学/近代文学 詩]中世文学ゼミ中世文学ゼミ近現代文学ゼミ
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