歴史文化学科は、世界からみた日本の歴史・文化とは何かを考え、多角的な視点から、私たちの社会を考える学科です。歴史文化学科では、歴史文化学・社会文化学・比較文化学を三本柱として、日本の歴史・文化・社会を学びます。高等学校における歴史総合、日本史探究、世界史探究、地理総合、地理探究、公共、倫理、政治・経済のすべての科目の学びを深めることができます。日本、そして世界を歴史学の方法で探究し、現代社会の諸相を社会学・地理学・法学などの複眼的方法で考察し、他地域・文化との比較を繰り返しながら、人間の歴史・文化・社会の将来を創造的に展望する見識と実践力を獲得することが目的です。現代社会の課題発見と将来展望との関係で、歴史文化学の各領域について、専門的に学ぶことができます。グローバル化する国際社会の今後を展望するにつけ、いかなる由来で現在があるのかという足元を見すえる視点は、今後ますます重要になるはずです。歴史文化への視座を踏まえた確かな知的創造力の発信者となるために、本学科での学びは必ず役立ちます。行政の現場で地域文化の発展に貢献できる人材、産業界の要請に応えて変動著しい国際情勢に対処できる人材、学校や博物館など教育機関・文化施設の運営の核となる人材、出版・マスコミなどの文化産業で活躍できる人材など、求められる各方面へ羽ばたくためのかけがえのない助走期間として、歴史文化学科での大学生活を充実させてください。1・2年で歴史文化学・比較文化学・社会文化学コースの様々な科目を履修し、3年で自分の専門を絞り、4年で卒業論文をまとめます。1年2年3年4年学部共通科目学科共通科目資料学歴史文化学比較文化学社会文化学教養・関連科目1年前期/学部共通科目と学科共通科目(歴史文化学入門)を履修します。1年後期/各コースの概論(①)から2科目以上、基礎演習(②)から2科目を選択します。2年/各コースの歴史文化資料学(③)から前期1科目、後期1科目を選択します。①〜③は、同じコースの科目を履修しても、異なるコースの科目を履修しても自由です。2年次から履修できる資料学では、文書演習、現地調査、外国語文献講読により、基礎的な研究能力を養います。1年次から自らの関心に従って、多彩な講義科目の中から自由に選択し、徐々に希望するゼミを決めてください。3・4年/歴史文化学演習(④[ゼミ])から1つ選択し、4年間の集大成として卒業論文をまとめます。[必修]歴史文化学入門[必修]日本文化学概論[選択]●比較文化史●世界の中の日本のことば・文学災害・文化・くらしの特別研究[選択]●近世文書演習●古代・中世文書演習●資料調査法●外国語文献講読[必修]卒業論文[選択]●日本史概説●歴史学(美術)①歴史文化学 概論②歴史文化学 基礎演習Ⅰ・Ⅱ③歴史文化 資料学(歴史文化)Ⅰ・Ⅱ④[ゼミ]歴史文化学演習 (上川・丸山・ クラーマー)①比較文化学 概論[選択]●世界史総論●世界史各論●比較社会論●社会思想史●現代思想論●文化交流史●文化人類学総論②比較文化学 基礎演習Ⅰ・Ⅱ[選択]●歴史地理学●比較考古学●歴史学(史学史)●歴史学(地域)●歴史学(比較)●歴史学(社会)●歴史学(思想・宗教)③歴史文化資料学(比較文化)Ⅰ・Ⅱ④[ゼミ]歴史文化学演習(内記・イスマトフ)①社会文化学 概論②社会文化学 基礎演習Ⅰ・Ⅱ[選択]●比較法政治学③歴史文化資料学(社会文化)Ⅰ・Ⅱ④[ゼミ]歴史文化学演習(井戸・柴田・服部)8[選択]●メディア論●地域文化論●歴史社会学●現代日本社会論●地誌[必修]教養教育科目[希望者のみ]資格に関する科目●教職:中学社会●教職:高校地歴●学芸員(教職:高校公民)(司書教諭)(日本語教員)[選択]●人文地理学●日本民俗学●地域社会学●家族社会論歴史文化学科の新カリキュラム[2024年度〜]日本文化学部歴史文化学科
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