愛知県立大学大学院 国際文化研究科 2025
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dクラスeクラス 「マイノリティと言語・国家・社会」に関係する諸分野、例えば、文化人類学、社会学、社会言語学、政治学、歴史学、等々を横断的に活用して、「マイノリティと言語・国家・社会」に関する諸テーマを考察している。決して言語のみに特化した研究グループではない。また、フィールドワーク・参与観察・聞き取り調査等は、文献調査と並んで、「マイノリティと言語・国家・社会」という研究テーマにとって重要な調査方法である。構成員の奥野・亀井以外の教員等による講演なども随時実施していく。 「コミュニティ通訳」とは医療、司法、行政、教育などの場における非日本語話者と日本語話者の円滑なコミュニケーションを支援するための通訳である。「通訳」という営為や通訳を介したコミュニケーションを研究するための質的方法について議論したり、インタビューなどで収集したデータを多くの参与者の視点から分析して、テクストへの多角的アプローチを試みる。この手法は「データセッション」と呼ばれ、コミュニティ通訳研究の可能性を探求するために活用する。代表:奥野良知代表:吉田理加 Graduate School of International Cultural Studies09構成員国際文化専攻● 奥野良知[近現代カタルーニャ史、カタルーニャ地域研究]● 亀井伸孝[文化人類学、アフリカ地域研究]構成員国際文化専攻● 東弘子[日本語学、社会言語学]● 糸魚川美樹[スペイン語学、社会言語学、医療通訳研究]● 小池康弘[ラテンアメリカ政治・外交、キューバ研究、国際協力論]● 髙阪香津美[ポルトガル語教育、多文化共生]● 佐野直子[少数言語(オクシタン語)研究、社会言語学]● 袁暁今[語構成論、生成語彙論、日中対照言語学]● 吉田理加 [コミュニティ通訳研究、異文化コミュニケーション、言語人類学]最近の修士論文2023年度から始まったクラスなので、修士論文はまだ多くはない。◯中高生のレジリエンスと社会的・個人的アイデンティティに関する研究:インターナショナルスクールにおける質問紙調査からマイノリティと言語・国家・社会コミュニティ通訳研究へのアプローチ

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