愛知県立大学大学院 国際文化研究科 2025
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●「法廷通訳と異文化コミュニケーション:正確な通訳と異文化を訳すこと」福永由佳・庄司博史(編著)(2020).『顕在 ●Ideologías lingüísticas y estandarización en las traducciones de pruebas documentales en un juicio bilingüe en Japón. Cantarero Muñoz, M., Diez Carbajo, C., & Carrasco Bengoa, C. (Eds). (2019). Traducciones y sostenibiˡidad cuˡturaˡ. pp. 443‒448. ●On the Brink of Righteousness and Respectability(2): Binary Opposition and Suspension of Disbelief in Dickensʼ Oˡiver  ●Dick Whittington is Contingent on Materialism: Flawed Capitalism and Fraudulent Enterpreneurship in Dickensʼ ●「万国公法」山口輝臣・福家崇洋編『思想史講義【明治篇Ⅰ】』筑摩書房、2022年、93‒108頁■授業科目 ■専門・専攻領域 コミュニティ通訳研究、異文化コミュニケーション ■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 ヴィクトリア朝文学文化(イギリス絵画)、ディケンズ■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 中国近代思想■最終学歴 ■学位 業績 ●「コロナ禍における日西通訳業務の変容と遠隔通訳:日西通訳者への質問紙調査から」泉水浩隆(編)(2022).『翻訳業績 ●On the Brink of Righteousness and Respectability: Criminal and Law in Dickensʼ Oˡiver Tʷist (外国語学部紀要 言語・文 コミュニティ通訳研究、多言語多文化実務論 国際コミュニケーション、公益通訳と社会資源 コミュニティ通訳演習、コミュニティ通訳実習言語人類学 立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士後期課程修了博士(異文化コミュニケーション学)イギリス文学・文化研究同志社大学大学院文学研究科博士課程後期中退文学修士中国文学・文化研究、言語文化研究特講(博士後期課程)東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得博士(学術) ●「地域における初期日本語学習者を対象とした対話型日本語教室実践:日本語でのコミュニケーションや地域社会へ ●「雇用形態の別により外国人従業員に期待される能力の違い─愛知県製造業企業Aのケーススタディ─」『2017年度 ●「就労外国人の記述に対して人事担当者が用いる評価基準─工場労働者の履歴書の志望動機欄の記述に焦点を当てて ●「文化の解釈学としての『境界を越えて』」、松本昇ほか(編)『エスニシティと物語り』(金星堂)所収研究内容・教育方針 多文化共生社会の構築を目指す取組みとしての地域日本語教育に関心を持っています。共生を実現するためにはどちらかの規範を押し付けるのではなく、一緒に地域をつくっていくことが必要だと考えています。その意味で、市民活動としてではなく、公的な取組みとしての地域日本語教育が果たすべき役割や機能を研究しています。また、複言語・複文化の考え方に基づく教育活動を国内の日本語教育の場でどのように実現できるのかということにも関心があります。 教育においては、日本語教育分野における能力観や教育(習得)観の変遷について概観するとともに、現在の課題について分析し議論することをとおして、教育活動を改善しつづける姿勢やそのための視点を身につけてほしいと考えています。業績 ●「地域日本語教育における日本語教育人材の整理─日本語教育以外の専門性を有する人材像の検討─」『多文化共生研究年報』第18号,pp.27‒32,2021の参加のエンカレッジ」『言語教育実践イマ×ココ』No.7,pp.44‒49,2019メキシコ日本語教師会紀要』,pp.119‒121,2018─」『小出記念日本語教育論集』,pp.85‒92,2016ションとは何か─文学/映画批評の理論と実践』(世織書房)所収研究内容・教育方針 研究内容: ・ゲーテ ・ベンヤミン ・コメレル 教育方針:文学研究の前提となる感性の涵養と幅広い知識の獲得 実際の授業においては、20世紀前半のドイツ語圏文学を代表する二人の批評家ヴァルター・ベンヤミンとマックス・コメレルをとりあげます。具体的な作業としては、彼らが文学史上有名なゲーテの作品である『親和力』あるいは『ファウスト第2部』をテーマにして書いた論文を、オリジナルの作品を同時並行で読みすすめつつ、時間をかけて精読していきます。そのなかで、たんなる方法論にはとどまらない、文学作品の受容と解釈、批評と分析の諸問題が浮かび上がってくることを期待します。■授業科目 ■専門・専攻領域 地域日本語教育、日本語教育学■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 英語圏文化、批評・理論■最終学歴 ■学位 研究内容・教育方針 文学や文化は、時代・地域・技術といった諸々の要素の影響を受けて生み出されます。そのような文学・文化を研究するにはさまざまなアプローチがありますが、文化的産物を多方向から捉えるために、諸々の批評的アプローチを習得し、実践するのが本講座の主眼です。そうした研究は、おのずと従来の考え方では見過ごされがちな(それゆえ貶められることも多い)、変容を重ねる現代文化の(不)可能性と向き合うことになります。そして最終的には、あらたに到来しつつある文化現象を理解するのに必要な、来るべき理論を構築することを目的とした研究につながります。実際の授業は、まずこれまでに確立されてきた諸々のアプローチ(物語論や精神分析学や新歴史主義批評など)の習得を経て、自分にあったアプローチで作品を分析・発表してもらい、討議をしたいと考えています。対象は、英語圏の文化に属するものであれば、文学、映画、絵画、写真など何でも扱います。 個人の研究では、大国の周縁に位置づけられるアイルランドやカリブの諸国が現代文化に及ぼした影響力に関する研究と、グローバル社会における映画に関する研究を中心におこなっています。業績 ●「フィクションと歴史記述─『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』試論」、多民族研究学会編『エスニック研究のフロンティア』所収 ●「アダプテーションと映像の内在的論理─『ノーカントリー』における遅延を例に」、岩田和男ほか(編)『アダプテー■授業科目 ■専門・専攻領域 ドイツ文学、ゲーテ■最終学歴 ■学位 業績 ●ゲーテ『親和力』─姦通・社会・神話─(日本独文学会編『ドイツ文学』第93号、1994) ●原現象から根源へ─ベンヤミンのゲーテ批判─(日本独文学会編『ドイツ文学』第97号、1996) ●マックス・コメレル『ドイツ古典主義における先導者としての詩人』と「秘められたドイツ」(日本独文学会東海支部編「ドイツ文学研究」第44号、2012) ●マックス・コメレルの『ファウスト第Ⅱ部』論(『愛知県立大学外国語学部紀要(言語・文学編)』第47号、2015)日本語教育学研究 名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士後期課程 単位取得満期退学修士(文学)翻訳演習(英・日)、文化理論研究東京大学大学院人文社会系研究科欧米系文化研究専攻 (広域英語圏言語文化)英語英米文学専門分野博士課程 単位取得満期退学文学修士(東京大学)、MA with Distinction(アルスター大学)諸地域文学・文化研究早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程[満期退学]修士17研究内容・教育方針 通訳を介した(異文化)コミュニケーションがどのように行われるのか、そして、「通訳」という社会的営為は一般にどのように捉えられているのかに関心を抱いています。特に、法廷などのコミュニティにおける「通訳」に焦点をあてて研究しています。 教育においては、通訳者としての実践経験と研究者としての視点を基に、コミュニティ通訳に関する研究テーマを社会言語学、語用論、異文化コミュニケーション、トランスレーション・ポリシー、コーパス言語学など、学際的な枠組みで研究する方法を院生と共に考えていきます。と通訳の過去・現在・未来:多言語と多文化を結んで』213‒242頁.三修社.化する多言語社会日本:多言語状況の的確な把握と理解のために』197‒222頁.三元社.研究内容・教育方針 研究課題を以下、簡単に記す。①ディケンズと同時代作家の関係について:初期ディケンズを考えるときは同時代のピアス・イーガン、サーティーズ、マーティノー、フックなどの関係を無視することはできない。これらの作家は、今では忘れられた存在だが、18世紀のスモレット、フィールディングとディケンズを繋ぐ役割をも果たしている。また、功利主義批判という観点からディケンズの社会批判のあり方を模索している。この際、中心となるのは功利主義思想とその文学的受容、財産相続のあり方、ディック・ウィッティントン神話など。②歴史小説について:ヴィクトリア朝では多くの歴史小説も書かれた。キングズリー、リットン、スティーヴンソンなどの歴史小説を読むことで、ヴィクトリア朝人の歴史観(過去に対する態度)を考察していく。③パブリック・スクールを舞台にした小説。④ヴィクトリア朝特有のクリスマスの物語など。以上、研究対象はディケンズを軸に前後の男性作家が中心となる。学編 第45号 2013)Tʷist(国際文化研究科紀要 第14号 2013)Martin Cʰuzzˡeʷit(外国語学部紀要 言語・文学編 第46号 2014)研究内容・教育方針 清末から民国初にいたる近代中国の思想文化史全般に幅広い関心をもっています。中国の近代思想が専門です。具体的には、中国における西洋思想の受容と伝統思想の変容、清末中国と明治日本の思想連鎖、社会主義思想の伝播、20世紀初頭の在日中国知識人の思想と活動、清末民国初の教育思想、東西比較文明論などに学問的な興味を持っています。時代的には1898年の戊戌変法を前後する時期を扱い、最近では戊成変法後、日本に亡命・留学した中国知識人(梁啓超など)が、明治日本の学術をどのように理解し、中国の知識界に紹介したのかに着目し、東アジア近代における学問や知識の制度がどのように成立したのか、について論文を書きました。授業では、中国の近代思想を研究する際の学問的な方法論についてとくに留意し、みなさんと一緒に考えたいと思います。そのため日中の研究者が書いた日本語、中国語(あるいは英語)の研究論文を読み、討論します。また研究史料としては中国語の史料はもとより、日本語の史料も積極的に活用するように心がけ、中国近代の思想家や思想という研究対象に対して多面的なアプローチを心がけます。業績 ●『清末思想研究――東西文明が交錯する思想空間』汲古書院、2022年 ●「正則英語学校と清末の中国人留学生――上海での教科書裁判の紹介を兼ねて」孫安石・大里浩秋編『明治から昭和の中国人日本留学の諸相』東方書店、2022年、91‒115頁吉田 理加 准教授[よしだ りか]榎本 洋 教授 [えのもと ひろし]川尻 文彦 教授[かわじり ふみひこ]千葉 月香 講師[ちば つきか]梶原 克教 教授[かじはら かつのり]平井 守 教授 [ひらい まもる]

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