愛知県立大学大学院 国際文化研究科 2025
20/32

●「1960年代・70年代イギリス児童書出版における階級:Aidan Chambers のToplinersとLeila BergのNippers」『Tinker ■授業科目 イギリス文学・文化研究■専門・専攻領域 18世紀英文学、文献学■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 20世紀英文学、児童文学文化、比較文学文化■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 中国語圏の通俗小説・台湾文学・中国近現代文学■最終学歴 ■学位 業績 ●『学術研究と文学創作の分化─18世紀後半イギリスの古詩編集』(単著)音羽書房鶴見書店、2015年。 ●“Shakespearean Ballads in Thomas Percyʼs ʀeˡiques of Ancient Enɡˡisʰ Poetry: Transition from Oral Songs to Printed Historical Documents.” Textuaˡ Cuˡtures (Society for Textual Scholarship, Indiana University Press) 10:2, 107‒125, 2018. ●“A Fragmentary Draft as the Groundwork for Bloodthirsty ʻSir Caulineʼ in Thomas Percyʼs ʀeˡiques of Ancient Enɡˡisʰ 業績 ●ʙritisʰ Workinɡ︲Cˡass Writinɡ for Cʰiˡdren: Scʰoˡarsʰip ʙoys in tʰe Mid︲Tʷentietʰ Century. Palgrave Macmillan. 2017.(単著) ●「ロバート・ウェストールの『青春のオフサイド』における奨学金少年の孤独」『児童文学研究』第51号、2019年、pp. 大阪大学言語文化研究科博士後期課程博士(言語文化学)イギリス文学・文化研究ニューカッスル大学大学院博士課程PhD中国文学・文化研究早稲田大学中国語・中国文学専攻博士課程博士(文学)■授業科目 ■専門・専攻領域 ドイツ文化、表現主義とダダイズム、知覚変容論■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 スペイン文学、16・17世紀の詩と詩論■最終学歴 ■学位 ■授業科目 諸地域文学・文化研究■専門・専攻領域 フランス語圏文学・文化■最終学歴 ■学位 業績 ●フリートレンダー/ミュノナ『技術と空想』新典社(共訳) ●「複製の感性」(日本感性工学会 感性社会学部会編『感性と社会』 ●「消滅と出現」の魔術─ミュノナ『灰色魔術』にみる映画と文学のディスクール分析業績 ●Esthetique musicale de Proust(パリ第3大学博士論文,1995年) ●« Proust et les derniers quatuors de Beethoven »(Etudes de langue et litterature francaises, no.70, 1997年)文化理論研究名古屋大学大学院文学研究科修士諸地域文学・文化研究コルドバ大学博士(文学)パリ第3(新ソルボンヌ)大学第3課程文学博士18研究内容・教育方針 編集や文献学に関心をもちながら18世紀英文学研究を行っております。文学的創造が、材料を集めた後、必要なものをつけ加えて、不要なものを削ぎ落して、材料どうしを結びつけたり、引き離したり、組み換えたりする編集行為であるとすれば、文学は編集と強く結びつくものであると言えるでしょう。編集研究から切り離された文学研究では、作品が生み出される前にみられた、そして印刷紙面の外で展開された、編集に関わる動きは研究の対象外にされてしまう傾向が強いように思われます。しかし、その前と外にこそ、文学の根本と直結する重要なものが存在するはずで、編集をキーワードにした研究によってこのことを明らかにすることができると確信しています。Poetry: British Library, Add MS 39547, f. 157v.” Tʰe Eˡectronic ʙritisʰ ʟibrary Journaˡ, 2018.研究内容・教育方針 研究内容:主に20世紀後半のイギリス児童文学における多様性や多文化主義の発展を労働者階級出身作家や移民の作家を中心に研究しています。研究テーマと児童文学の特性上、文学研究でありながら社会学や教育学の文献を読むことも多いです。 教育方針:イギリス文学・文化を研究するためには、作品を精密に読み、先行研究を調べるのはもちろん、テクストの分析方法や理論、歴史的文化的背景に関する知識等も必要となりますが、なにをするにもまずは英語の文献を大量に読むことができる力が必要になります。授業では現代イギリスの小説や関連する文献を英語で読みながら文学研究に必要な力を鍛えていきます。107‒123.Bell 英語圏児童文学研究』 第62巻、2017年、pp. 81‒95.研究内容・教育方針 私の専門分野は戦後の台湾文学です。1895年から1945年までの日本植民統治を経験した台湾が、どのように戦後初期から中国語図書市場を構築したかについて、通俗小説を軸に研究しています。作品の出版や流通をめぐる、作者・読者・貸本屋・文壇・メディア・市場・文化政策など、多角的な視野から分析することで、従来の文学史を再解釈しています。 大学院での教育は、3つの段階が重要だと考えます。まずは、作品や論文を分析する段階において文学・文化理論の知識を学びます。次に、原典や情報を大量に読解する段階での語学力の強化、最後が独自の問題意識を構築し、論理的に整理する段階になります。いずれの段階において、学生が自らの情報を発信できるプレゼンテーション力(レジュメやPPTの作成を含む)、さらに議論する力の養成にも重点を置きます。研究内容・教育方針 20世紀初頭のドイツ文化を研究しています。この時代は、写真、映画や蓄音機といった新発明のメディアが登場し、大衆による大量消費社会が始まりました。また、政治的にはドイツ帝国が成立し、崩壊し、つかの間の共和国の後、ファシズム政権が誕生した転換期にあたります。 この時代はいわば現代文化の基盤を用意した時代です。その際生じた様々な文化現象の分析が目下の関心事です。たとえばドイツ表現主義映画に表象の変化を見たり、ベストセラーの教養本やナチ時代の円形劇場・巨大スタジアム建築などにイデオロギーを読み解いたりしています。研究内容・教育方針 研究内容:16・17世紀のスペイン文学、特に詩を研究対象としています。具体的には、ゴンゴラとケベドというこの時代を代表する詩人の作品にはまだ解明すべき部分が多く残っているため、それらを当時の知的背景をもとに読み解き、新しい解釈を提示することです。通時的研究だけではなく、同時代の知識人が作り出す仮想的な共同体も作品の知的背景の一つと捉え、そこで共有されていた文学の概念の解明も研究課題としています。 教育方針:大学院以降の研究では、自らの解釈や発想を研究史のなかに位置づけて主張することが求められます。そのため、日本での研究の蓄積が比較的少ないスペイン文学研究においては特に、基礎研究の段階からスペイン語または他のヨーロッパ言語での資料の多読が必要になります。この段階を早く越えて、自らの研究を検証し発表することができるよう指導を行います。研究内容・教育方針 授業等では、長年、研究対象としてきたプルーストを中心として、19、20世紀のフランス小説を取り上げることが多い。研究としては、19世紀末から20世紀初頭にかけての、ベル・エポックと呼ばれるフランス文化を対象としている。つまり、文学のみならず、様々な文化的事象について、社会的歴史的コンテクストと結びつけて幅広く考えることを目指している。三原 穂 教授[みはら みのる]瀧内 陽 准教授[たきうち はる]張 文菁 准教授[ちょう ぶんせい]山本 順子 教授[やまもと じゅんこ]田邊 まどか 准教授[たなべ まどか]原 潮巳 准教授 [はら しおみ]

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る