愛知県立大学大学院 国際文化研究科 2025
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●「新しい世紀におけるハイナー・ミュラーの〝後継者たち〟」(アルネ・クラヴィッター編、日本独文学会研究叢書120『旧■授業科目 ■専門・専攻領域 ドイツ文学、現代演劇、舞台芸術論■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 アメリカ文学、モダニズム詩、現代詩■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 国際機構・国際紛争、外交関係早稲田大学大学院政治学研究科 ■最終学歴 博士後期課程単位取得後退学 ■学位 政治学修士業績 ●(共著)谷川道子、秋葉裕一編『演劇インタラクティヴ 日本×ドイツ』早稲田大学出版部、2010年3月 ●(共訳)エリカ・フィッシャー=リヒテ著『パフォーマンスの美学』論創社、2009年10月 ●(単著)「ブレヒトを聴く/読む──ハイナー・ゲッベルスの音楽劇の試みを手がかりに」(中島裕昭編、日本独文学会研業績 ●『賢者ガルシアロブレス伝 国連憲章と核軍縮に取り組んだ外交官』(2015) ●『大使館国際関係史─在外公館の分布で読み解く世界情勢』(2009) ●「ユートピアニズムの解剖─『危機の20年』と大戦間期の国際仲裁─」(2007) ●「平和案としての国際仲裁─19世紀中葉における市民社会、議会、国家理性─」(2004)諸地域文学・文化研究東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程 単位取得満期退学修士(文学)アメリカ文学・文化研究東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学文学修士国際関係論研究 ●“Where Have All the Laborers Gone?: Forgotten Workers in Tʷin Peaks and Tʰe Virɡin Suicides.”(Correspondence 第3■授業科目 ■専門・専攻領域 ■最終学齢 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 近現代カタルーニャ史・カタルーニャ地域研究■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 ヨーロッパ国際政治史、ドイツ政治思想、日独関係史■最終学歴 ■学位 業績 ●『現代アメリカ文学ポップコーン大盛』(共著、書肆侃侃房、2020年) ●“Kurt Vonnegut in the 1990s: Reading Tiⅿequake through the Discourse of the Post-Cold War Era.” (『武蔵野美術大学業績 ●『カタルーニャを知るための50章』明石書店、2013年11月。(立石博高・奥野良知編) ●「カタルーニャにおける独立志向の高まりとその要因」『愛知県立大学外国語学部紀要』第47号、2015年3月。 ●「カタルーニャの独立へ向けた『プロセス procés』の現状と経緯」『共生の文化研究』11号、2017年3月。業績 ●Hajime KONNO, Max Weber und die polnische Frage, Baden-Baden: Nomos 2004. ●今野元『マックス・ヴェーバー』(東京大学出版会、平成19年)。 ●今野元『多民族国家プロイセンの夢』(名古屋大学出版会、平成21年)。アメリカ文学・文化研究 アメリカ文学・文化、冷戦体制崩壊以降の文学・文化、 21世紀の現代アメリカ小説一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程修了博士(学術)ヨーロッパ政治経済研究早稲田大学大学院商学研究科 博士後期課程単位取得退学修士(商学)ヨーロッパ政治経済研究 社会文化研究特講(博士後期課程)東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了Dr. phil.(ベルリン・フンボルト大学)・ 博士(法学)(東京大学)19研究内容・教育方針 現代ドイツ語圏の舞台作品を、上演のための文学テクストおよび実際の上演の両面から分析することで、従来の「戯曲」の枠を大きく逸脱する、パフォーマティヴ(上演のさなかに現前する行為遂行的)な「テクスト」の多様性を追究しています。このような「テクスト」の上演は、演じ手と観客の位相の変化をも伴うため、1990年代以降の劇場システム、文化政策の変遷についても併せて研究を試みています。授業では、現代にいたるドイツ語圏文学と演劇のかかわりを、20世紀末以来の研究成果を踏まえ通史的に考察する一方で、ポイントとなる劇作家たちの作品の原書による精読・分析をおこない、文学テクストの内実、すなわち、ある作品が書かれるための歴史的(・作家の個人史的)な必然性と、作品(文体)のもつ強度を双方向的に読み解いていきたいと考えています。究叢書054)2008年6月東ドイツの文学における公共性』所収)2016年10月研究内容・教育方針 20世紀のアメリカ文学、特に詩を研究しています。専門的に研究しているのはウォレス・スティーヴンズをはじめとするモダニズム期の詩人たちですが、抒情詩というジャンルの制度的な位置づけに関心があります。具体的には現代において抒情詩というジャンルがどのように機能するのか、という問題を、具体的な詩の分析や社会歴史的な文脈についての考察を交える形で研究しています。 授業では、文学作品を細かく読むための読解力を養うことに重点をおいていますが、それと同時に、作品を分析する際の方法論についても考えてもらうようにしています。自分がなぜこの作品を扱おうと思ったのか、そして作品を論じるのに適切な方法とはなにか、自分の研究の批評史における立ち位置はどこか、そういった点に常に自覚的になることで、研究について論理的に説明する能力を身に付けてもらいたいと考えています。研究内容・教育方針 もともとは「ガバナンス」という言葉に関心をもって、国際政治の「かたち」がどういうものかを探求していました。「アメリカの世界支配」とか、もっと古典的に「国民国家システム」とかよく聞くでしょう。自分が関心があったのは、そうしたメジャーなところよりもむしろ国際機構や国際法のような「ユートピアン」と蔑まれる領域のほうでした。とくに仲裁です。現実主義者は、そんなものは存在しない「理想」にすぎないと酷評しますが、19世紀には仲裁はたくさんおこなわれていたのです。ですから、それはまぎれもなく「現実」でした。しかも、自由主義とよばれる当時の世界秩序に機能的にもフィットしたものでした。でも、つい先日まで、ある出版社にさそわれて本を書くことになり、大使館や外交関係にいれこんでいました。このテーマも「かたち」の探求という意味で、これまでの研究の延長といえるはずです。「教育方針」は紙幅がなくなったので一言で。お互い自立した研究者になりましょう。研究内容・教育方針 1990年代アメリカ文学を研究の主軸においています。アメリカ文学研究における「1990年代」とは、1989年のベルリンの壁崩壊から2001年の同時多発テロまでの時期を指します。冷戦体制が崩壊しアメリカ化としてのグローバリゼーションがオルタナティヴな想像力なしに世界を覆ったこの時代に着目することは、つまりは現代の私たちの文化とはなにかを解明することである、という信念をもって研究に取り組んでいます。 文学は面白いものだ、面白いものを扱う講義は面白くなくてはならない。これが1・2年生の講義を受け持つ際のモットーです。専門科目を受講してくれた3・4年生に対しては、「学問としての文学研究」の面白さが伝わるような講義を心がけています。研究紀要、2023年』)号、2018年)研究内容・教育方針 私が研究対象としているのは、スペインとフランスにまたがって存在しているカタルーニャ地方です。中心都市はバルセローナで、独自の言語(カタルーニャ語)、独自の歴史と文化を持つ地域です。スペイン側カタルーニャ(カタルーニャ自治州)は、スペインで唯一産業革命が生じた地域で、現在に至るもGDPの約20%を占めるスペイン経済の中心地で、近年はスペインからの独立運動が非常に盛んになっています。私の問い、カタルーニャが中世以来長年に渡って独自の集合的アイデンティティを維持しているのはなぜか? なぜカタルーニャでは中世以来商工業が盛んなのか? なぜカタルーニャでは中世以来議会主義の伝統と合意の政治文化が根付いているのか? それらの点は、実は互いに深く結びついているのではないか? ということにあります。授業では、カタルーニャを題材としながら地域と国家を歴史的に考察していきます。研究内容・教育方針 19世紀ドイツを中心に欧米世界の政治史・政治思想史を研究している。人間における理性と情念との葛藤が関心の対象で、とりわけナショナリズムや宗教的情熱が政治に与える影響について考えてきた。従来は西欧派ドイツ・ナショナリストとしてのマックス・ヴェーバーに焦点を当ててきたが、近年ではフランス革命から現代まで視野を拡げ、ドイツ政治史の多様な側面に取り組んでおり、また近現代日独関係史にも分析を拡げつつある。 大学院教育において重視するのは、語学力及び史料解析能力である。外国研究において、語学力の向上に努めるのは当然のことだろう。加えて重要なのは、収集した史料から多用な情報を引き出す解析作業であり、それは丁度ソムリエがワインの微妙な違いを言い当てるのに似た営みである。大量の研究文献を大雑把に読んで概括するのではなく、一つの史料、いや一つの文章を徹底して読み込み、そこから何かを引き出す地道さ、堅実さを、大学院生には求めたい。四ツ谷 亮子 准教授[よつや りょうこ]小倉 悠輝 講師[おぐら ゆうき]木下 郁夫 教授[きのした いくお]青木 耕平 講師 [あおき こうへい]奥野 良知 教授[おくの よしとも]今野 元 教授 [こんの はじめ]

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