●小池康弘編『現代中米・カリブを読む─政治・経済・国際関係』山川出版社、2008年 ●「革命の継承にむけたキューバの戦略と現状認識」『ラテンアメリカ時報』第49巻4号、2006年■授業科目 ■専門・専攻領域 ラテンアメリカ政治・外交、キューバ研究、国際協力論■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 少数言語(オクシタン語)研究、社会言語学一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程■最終学歴 ■学位 博士(学術)■授業科目 ■専門・専攻領域 宗教学、ラテンアメリカ地域研究筑波大学大学院哲学・思想研究科■最終学歴 ■学位 博士(文学)業績 ●「南フロリダにおけるキューバ系社会の発展と政治意識」牛田千鶴編『米国ラティーノ社会における階層分化の進行と業績 ●『社会言語学のまなざし』三元社、2015年 ●Una lenga en chamin/Una lingua in cammino/A Language on the Way/途上の言語, 2008, Chambra dʼòc, Itàlia. ●『オック語分類単語集』大学書林、2007業績 ●谷口智子『新世界の悪魔─カトリック・ミッションとアンデス先住民宗教─』、大学教育出版、2007年 ●朴哲著、谷口智子訳『グレゴリオ・デ・セスペデス─スペイン人宣教師がみた文禄・慶長の役─』、春風社、2013年中南米・新興国地域研究筑波大学大学院修士課程地域研究研究科修了国際学修士 ヨーロッパ歴史社会研究 社会文化研究特講(博士後期課程)比較地域研究、社会文化研究特講(博士後期課程)■授業科目 ■専門・専攻領域 中国近現代史・近代日中関係史■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 地理学、地中海都市・ランドスケープ研究■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 ロシア研究(特に20世紀のソ連史)■最終学歴 ■学位 業績 ●(著書)『近代中国の地方自治と明治日本』、汲古書院、2005年。 ●(編著)『再生産的近代知識』、『新史学』第四卷、中華書局、2010年。 ●(論文)「明治期漢文中国史書物の歴史叙述」、『アジア教育史研究』第25号、2016年3月。業績 ●『多言語国家スペインの社会動態を読み解く』ミネルヴァ書房、2009年(単著) ●『人文地理学への招待』ミネルヴァ書房、2015年(編著書) ●『空間コードから共創する中川運河』鹿島出版会、2016年(編著書) ●『地中海都市─人と都市のコミュニケーション』東京大学出版会、2021年(単著)業績 ●ユルチャク『最後のソ連世代』(みすず書房、2017年10月:翻訳) ●ウルフ『ハルビン駅へ』(講談社、2014年10月:翻訳) ●マーチン『アファーマティヴ・アクションの帝国』(明石書店、2011年5月:監訳) ●「国交回復前後の日ソ文化交流」『思想』2006年7月号アジア歴史社会研究 社会文化研究特講(博士後期課程)東京大学大学院国際社会科学専攻博士課程修了博士(学術)比較地域研究、社会文化研究特講(博士後期課程)東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学博士(学術,東京大学)ヨーロッパ歴史社会研究東京大学大学院 総合文化研究科地域文化研究専攻 博士課程修了博士(学術)22研究内容・教育方針 現代ラテンアメリカの政治、国際関係を中心に研究。歴史的背景を意識しつつ現状分析することを重視しています。実際に現場に行って感じる「直感」のようなものも大切にしたいと思います。現地で見る、聞く、調べるといった経験を積むことは、具体的成果につながるかどうかは別として、地域研究者として大切なことだと思います。 特に関心があるのは以下のトピックです。(1)キューバ政治史、特にキューバ・ナショナリズムの形成と発展、キューバ政治の現状と今後。(2)在米ヒスパニックの政治意識やヒスパニック社会の政治社会的影響力。(3)国際社会における国家とNGOの役割。社会開発と民主化に関する問題。(4)近年のラテンアメリカ諸国における民主主義の質をめぐる議論。エンパワーメントの史的展開』、科研費基盤研究(B)報告書、2008年研究内容・教育方針 主に南フランスで話されている(いた)少数言語、オクシタン語が、近代ヨーロッパを決定づけたフランスの言語観に翻弄され、消滅の危機に晒されつつ、今もなおこの言語を学び、使用することを選択する人々が活動を続けている様相について研究しています。 とある言語を学ぶという選択することは、簡単なことではありません。まずその言語を使用してきた人々、さらにその使用から辞書や文法書、さまざまな言語作品を抽出してきた人々の営々たる蓄積に対して謙虚にかしずくこと、次に、単にその言語規範に支配されるのではなく、その言語を使用するネットワークに参加するメンバーとなること、そして、そのネットワークの中で思考を産出することでその言語自体を豊かにし、その言語のもつ歴史や文化に責任を持つことでもあります。その「活動」の豊かさや複雑さは、少数言語を習得する際に特に実感できることです。研究内容・教育方針 新大陸の先住民文化を対象とした文化人類学的、また宗教学的視点からの異文化接理解や、比較地域研究の紹介を行っています。特にアンデス地域の古代文化や植民地時代の先住民・混血大衆社会の研究を専門としています。 受講者はその枠を越えた地域の民族、また現代の新大陸先住民や混血大衆文化などを扱うことも可能です。人類学、宗教学、歴史学などの理論に親しみながら、受講生のテーマに沿った人文・社会科学としての論文作成を最終目的とします。資料収集や、必要がある場合はフィールド調査、分析方法、結果の解釈の為の実践的知識や技術を、個々人の研究を進める過程で学び、定期的に論文の講読とディスカッション、またレポート作成の技術指導や、研究発表を行います。研究内容・教育方針 私の専門は中国近代史、近代日中関係史です。近代日中両国における「近代知」の形成、日中両国の自己イメージと他者イメージ、歴史叙述、および歴史意識の問題に関心を持っています。 大学院の授業では、日本語・中国語の関連資料の発表・解説・討論を通じて、日本と中国における「近代」の意味と両者の相互関連性、および両国の「現代」への影響といった問題に対する理解を深めることを目標としています。履修者一人ひとりの問題関心に沿って問題意識を明確にさせ、研究テーマの設定、資料の収集・分析の方法を身につけさせ、修士論文、博士論文の指導を行います。研究内容・教育方針 グローバル化が進むなかで、生物多様性や文化多様性に関する議論が高まりをみせていますが、私は、そこに地域多様性を加えるべきだと考えています。地域多様性を育てるには、固有名詞で意味づけされた場所や地域の価値を究明する学問、換言すれば、身体と場所、あるいは場所がおりなす地域を結ぶ風景について考究する学問が必要です。これが地理学の生業にほかなりません。私は、地中海ヨーロッパをフィールドとして、人の移動と定着やアーバンコモンズの構築に関する研究に取り組んできました。その蓄積をいかして、最近では、都市コミュニケーション研究所を立ち上げて、地理学の視点・方法を基礎としつつ、都市計画や建築などの計画論への橋渡しをめざす、より実践的な研究に挑戦しています。大学院教育では、生の都市・地域に展開する諸事象の関係性を読み解くことに関心をもつ人を広く対象とし、地域多様性のフィールド学研究グループを主な活動の場として、観察・分析・解釈の眼を養っていきたいと思います。研究内容・教育方針 ソ連時代の民族政策が専門です。スターリン時代に強制移住の憂き目を見た少数民族(ドイツ人、朝鮮人など)について、権力による弾圧と統合の両面から研究してきました。近年は、この研究で身につけた歴史研究の方法を用いて、ソ連の文化政策や日ソ文化交流史にも取り組んでいます。 大学院での教育では史料や文献を愚直に読み込む姿勢を、身をもって教えたいと思います。 たとえ専門分野が違っても、学問を究める真摯な姿勢を分かち持ちたいです。小池 康弘 教授[こいけ やすひろ]佐野 直子 教授[さの なおこ]谷口 智子 教授[たにぐち ともこ]黄 東蘭 教授[こう とうらん]竹中 克行 教授[たけなか かつゆき]半谷 史郎 教授[はんや しろう]
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