■授業科目 ■専門・専攻領域 国語学、日本語テンス・アスペクト、語用論■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 日本中世文学、和歌、連歌、紀行文学、日記・随筆■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 日本近現代文学、近現代詩■最終学歴 ■学位 業績 ●『ナラトロジーの言語学:表現主体の多層性』ひつじ書房、2015 ●「タリ・リと動詞のアスペクチュアリティー」『国語学』191、1997 ●「あらすじ過去と別人格──『法華百座聞書抄』のキ・ケリ──」『日本学・敦煌学・漢文訓読の新展開』汲古書院、2005業績 ●『戦争のなかの詩人たち─「荒地」のまなざし』(単著)(2012.9 学術出版会) ●『鮎川信夫研究─精神の架橋』(単著)(2002.7 日本図書センター) ●『言葉の文明開化─継承と変容─』(共著)(2007.5 学術出版会)日本語文法研究、語学文学研究特講(博士後期課程)北海道大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程博士(文学) 日本中世文学研究(韻文・思想)、語学文学研究特講 (博士後期課程)東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻第一種 博士課程修了博士(文学)日本近現代文学研究、語学文学研究特講(博士後期課程)筑波大学大学院博士課程文芸言語研究科日本文学専攻博士(文学)■授業科目 ■専門・専攻領域 日本語学、文体論、計量言語学、コーパス言語学 東北大学大学院文学研究科言語科学専攻国語学 ■最終学歴 専攻分野博士課程後期3年の課程博士(文学)■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 日本中世文学、説話文学、今昔物語集■最終学歴 ■学位 ■授業科目 ■専門・専攻領域 日本近現代文学■最終学歴 ■学位 業績 ●「和漢の対立から見た平安鎌倉時代の文学作品の文体類型」『訓点語と訓点資料』139輯、2017年 ●「文連接法から見た平安鎌倉時代の文学作品の文体類型」『日本語の研究』16巻2号、2020年 ●『古代日本語文体の計量的研究』武蔵野書院、2023年業績 ●2000年1月31日『今昔物語集の表現と背景』全369p.(三弥井書店) ●2006年2月14日『医談抄』中根千絵、辻本裕成、小野裕子、美濃部重克による共同執筆 全368p.(三弥井書店)業績 ●『わたしと世界を象ることば──昭和一〇年代の石川淳作品とその周辺』(単著)翰林書房・2019年 ●「孤独(アインザーム)」な交友──太宰治『惜別』と地方文化運動」『日本近代文学』104・2021年日本語音韻・表記研究 日本中世文学研究(散文・伝承)、語学文学研究特講 (博士後期課程)名古屋大学大学院文学研究科 博士課程後期課程国文学専攻 修了博士(文学)日本近代文学研究青山学院大学大学院文学研究科日本語・日本文学専攻 博士後期課程博士(文学)26研究内容・教育方針 研究内容は、テンス・アスペクトの意味論的・語用論的研究である。具体的には現代日本語と古代日本語を取り上げ、個々の形態の意味記述にとらわれず、一般言語学的にどのような記述の枠組みを設定したらより明確に掴めるかを常に考えている。そのためには狭い意味での言語研究にとどめず、文学理論、社会学、心理学等も視野に入れなければいけないと感じており、一部は手をつけたところである。 大学院において、院生はまずは自分の専門領域をしっかり固める必要があると思っている。しかし自分が教える立場になって痛感することは、専門外の領域についての体験や耳学問もまた、広く持っておいて損はないということである。どんな学問分野にも独特の深い知識・方法論というものはあろうが、その一方でどんな学問にも通底する基本的な発想・態度というものもあろう。それを伝えることができたらと思う。研究内容・教育方針 中世文学における創作手法の解明、表現分析、とりわけ十四、五世紀の和歌・連歌、随筆等の表現内容の探究をすすめている。南北朝から応仁の乱に至る約百五十年間の和歌文学は、解明されるべき興味深い問題を多く残している。徒然草の表現と思想、南朝和歌表現の生成過程、耕雲から正徹への和歌の流れ、心敬の連歌理論の構築の様相、宗祇や心敬の万葉語摂取の形などから、中世文学史の根底を流れる本質的な問題を探りあて、和歌文学史をつないでいくことが私の大きな目標の一つである。それゆえ、大学院の授業を通して、こうした大きな問題に目を向け、アプローチし、共に学んでいく。 大学院では、研究者として自立しうるかどうかは当人の努力と覚悟にかかる。学生には、研究者に必須である、頻繁な研究発表の場で戦い論陣をはる積極性と、勉学にのめりこむ執拗さとの二つを求める。教員は、学生に研究者に最も必要な和歌文学等の知識の獲得をさせ、学生自らの専門分野の開拓に関して、学生を鍛え、指導する。業績 ●『中世和歌連歌の研究』((単著)笠間書院・H14) ●『草根集 権大僧都心敬集 再昌』((共著)明治書院・H17) ●『中世日記紀行文学集成第七巻』((共著)風間書房・H16) ●『心敬連歌 訳注と研究』((共著)笠間書院・H27)研究内容・教育方針 研究内容:日本近現代文学、特に近現代詩を研究対象としています。「「荒地」派を中心とした第二次大戦前後における文学状況の探究」、「日本文学における近代詩成立過程の探究」、「近現代詩研究から日本近代文学を捉える広範な視野の獲得」をテーマとしています。第二次大戦後の詩状況に研究の端を発し、現在は文明開化期の新体詩、1920年代のモダニズム詩など、それらを通史的に捉えるべく論を重ねています。 教育方針:積極的な研究姿勢の涵養を目指します。学会での口頭発表、審査雑誌への論文投稿など、自らの研究を発信してゆく意識の喚起を求めます。それを裏打ちするのは、研究対象への愛情とたしかな「読み」、そして自身のオリジナリティを相対化する先行研究や、学界の研究動向に対するこまやかな調査と批評といった地道な研究姿勢でしょう。日頃の講義におけるディスカッションと立論に重点を置き、温感に支えられた研究のあり方をともに探ってゆきたいと思います。研究内容 計量言語学と呼ばれる、言語を数理的に扱う手法を用いた、日本語の文体研究である。また、電子テキストの集合体であるコーパスを用いた分析を主とする。文体とは、一面的に決められるものではなく、多角的に位置づけられるものであることから、多量な情報を一度に扱わなければならない場面が多くある。それを可能にするのが計量言語学である。そうしたアプローチの可能性を探りつつ、文体研究の進展を図る。教育方針 大学院で最も求められることは、自ら問題を設定し、それに向き合うことである。自身の問題意識を明確にし、それが学問上どのような価値を持つものなのか、どのような手続きを経る必要があるのか、またそうした検討から導き出された結論を、丁寧かつ正確に論じることができるか。学問的な知見を得る中で、そうした論述能力が身につくように指導する。研究内容・教育方針 研究内容は、日本中世説話の研究である。現在の研究課題は、(1)『今昔物語集』諸本の成立の様相(2)医学説話の注釈(3)戦の物語の研究である。(1)学会では、現在、様々な周辺の新資料が紹介されている。その中で、『今昔物語集』諸本の様相を掘り起こす試みは、近世における『今昔物語集』の受容の在り方を解明する意味で新しい研究の方向を目指すものである。(2)学会では、かつて医学説話が採り上げられたことはなかった。新しい分野を切り開いているが故に、説話の読解、依拠した書物の探索、諸本の研究は、今後の研究発展の上で、最低限、必要な作業を行う。(3)戦の語りの国際的視野からの研究は、学会に新たな見方をもたらすものであるので、広い視野から従来の研究成果を見渡しつつ、俯瞰的な研究を行う。 教育方針としては、専門分野をさらに探究する研究、新たな発想による研究や先端的課題への取組を推進する。研究成果については、学会で発表するとともに、学術論文として公刊するなど、広く社会へ情報発信するよう、指導する。研究内容・教育方針 研究内容:日本近代文学、特に昭和期の文学を中心的な課題としている。昭和期に活躍した小説家・石川淳の作品研究から出発し、現在は太宰治など同時代の他の小説家の作品も大きな研究対象としている。研究方法は対象作品とかかわる同時代言説の探索から行い、作品が発表された当時に持っていた批評性を明らかにする方法を採っている。これは文学作品の歴史性・社会性を明らかにすることでもあるが、作品に即したこうした具体的な研究の先に、文学作品という〈虚構〉が、現実社会に対して持ち得る力について考えることができればと思っている。そのため近年は、文学作品について現実的な規制・抑圧をかけてくる戦時下に発表された作品を中心に論文を発表している。 教育方針:具体的な作品に即した精緻な読解と、同時代言説の精査を基本作業として、作品の〈内〉と〈外〉から検討することを方針とする。そのうえで、学界にとって意味ある論文へと練り上げていくよう指導する。福沢 将樹 教授[ふくざわ まさき]伊藤 伸江 教授[いとう のぶえ]宮崎 真素美 教授[みやざき ますみ]大川 孔明 講師[おおかわ こうめい]中根 千絵 教授[なかね ちえ]若松 伸哉 教授[わかまつ しんや]
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