愛知県立大学大学院 国際文化研究科 2025
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2023年度の報告テーマ(抜粋)主な報告テーマaクラス最近の修士論文 本合同ゼミは、月2回の頻度で研究発表を行っている。参加者は、本研究科院生、本学卒業生、本研究科修了生、本学教員など多様であり、できるだけ所属や立場の壁を作らずに、自由闊達な議論ができるよう心掛けている。また特に、博士前期課程院生の場合には修士論文の作成のための、博士後期課程院生の場合には博士論文の作成のための助言も行っている。  2024年度より、対面&オンライン併用で実施している。 本合同ゼミは、コミュニティ通訳学コース履修者が修士論文・特定課題研究を執筆するための研究方法に焦点をあてて議論する場として開催している。bクラスと密接に連携して月に2回のペースで開催している。 本研究グループは、人・情報・資本が飛び交うグローバル世界の動態を明らかにし、環境・文化・社会が複合する人類の多様性を培うための研究実践に到達することを大きな目標としている。研究の方法論として、地理学、文化人類学、地域社会学など、フィールド調査に重きを置く現場主義を共有し、大学院合同ゼミ(「国際文化特殊演習(aクラス)」を運営している。また、国内外におけるフィールドワークに根ざした教育・研究を推進するため、調査実習やそのための教員間の情報交換などを活発に行っている。○近代の旅行案内書にみる北海道─テキスト分析を中心に◯外国人に対するヘイトスピーチ及びレイシャル・ハラスメントをめぐる判例の考察○多核型コンパクトシティとしてのサンティアゴ・デ・コンポステラ都市圏(スペイン)の特質─都市形態・機能分析より○Plan de Paisaje Sant Andreu de Palomar○関宿の町並み保存の変遷○多元的な「郷土」概念に存立する地方郷土研究団体―昭和戦前・戦中期における飛騨考古土俗学会を事例に代表:亀井伸孝 Graduate School of International Cultural Studies07⿟ 手話言語政策としての手話サークル: ⿟ オーストラリアにおいて複雑化するアボリジナル・アイデンティティ:修士論文に向けて⿟ Els Segadors(刈取り人たち)の歌唱に見るカタルーニャ・アイデンティティ⿟ 中国内エンジニア若年層の労働状況と、国外就業へのモチベーション⿟ フランコ独裁期のスペインのカタルーニャでの初等教育における言語(使用)に ついてのかたり⿟ 日本の地域における「多文化共生」の位相: ホームステイ交流におけるアクター間の関係性の分析⿟ 日本人移民次世代(二世女性)の語りにみる「在ウルグアイ日本人会」の盛衰⿟ カポエイラ・アンゴーラにおける非パスチーニャ系列 グループの決闘と現状⿟ 韓国における「近代建築物」と植民地期の記憶⿟ 国民革命期における中国青年党国家主義派の反共活動(序論)⿟ カタルーニャのナショナル・シンボルとしてのサニェーラの成り立ち⿟愛知県のスペイン語の相談通訳の現状と課題⿟相談通訳の定義と役割について:相談員それとも通訳者?⿟災害時における通訳・翻訳コーディネーターの役割日本手話言語法制定推進事業と手話言語認知度に与える影響構成員国際文化専攻● 亀井伸孝[文化人類学、アフリカ地域研究]● 秋田貴美子[女性学、日米文化]● 奥野良知[近現代カタルーニャ史、カタルーニャ地域研究]● 竹中克行[地理学、地中海都市・ランドスケープ研究]● 谷口智子[宗教学、ラテンアメリカ地域研究]日本文化専攻● 柴田陽一[人文地理学、地理思想史]● 服部亜由未[人文地理学、歴史地理学]クラスクラス対象分野対象分野「マイノリティと言語・国家・社会」に関係する諸分野(文化人類学、社会学、社会言語学、政治学、歴史学、等々)コミュニティ通訳学の質的研究方法を検討する(社会言語学、 言語人類学、会話分析、オーラルヒストリー、ナラティブ分析、インタビュー分析、等)運営の中心となる研究グループマイノリティと言語・国家・社会 ➔p.09運営の中心となる研究グループコミュニティ通訳研究へのアプローチ ➔p.09研究グループ多様性のフィールド学

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