122世界の多様な言語を学ぶ外国語運用能力をいかして専門的に学ぶ 本学の外国語学部は、英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、中国語の6言語を専攻外国語としています。こうした世界の主要言語の多くについて、少人数クラスで高度な外国語運用能力を有する人材を育成していることは、本学部の大きな特徴です。また本学部の学生は、教養外国語教育(上記6言語以外にロシア語、韓国朝鮮語、留学生向けの日本語)に加えて、専門外国語教育として諸地域言語(アジア・ヨーロッパの諸言語)や古典語(ラテン語・ギリシア語・漢文)の授業を受講することができます。 さらに2023年度入学者からは、外国語学部の全学科・専攻の学生が選択できる専門英語科目として、アカデミックな英語に重きを置いた学部共通英語科目を履修することができます。これにより、英米学科・国際関係学科以外の学生も、教養英語をさらに発展させて、継続的に英語を学べるようになります。 本学の外国語学部では、外国語運用能力の涵養と連動した専門教育の充実をはかっています。学生は、専攻外国語を学ぶだけでなく、多様な講義・演習科目を通じて、専攻する言語圏の文学・文化、歴史・政治・社会への理解を深めます。近年は、外国語を教授言語とし、外国語で学ぶ科目も増えてきています。 2023年度からは、外国語学部の学生が学問の基礎や方法をじっくり学び、自分の問題関心に照らして専門性を高められるよう、全学科・専攻に共通する学部共通専門科目を受講することができます。教養教育で学んだ知見を補完しつつ、言語研究、歴史・文化論、多言語・多文化社会、国際社会、市民社会・地域社会、アジア・新興国の6つの領域を深めていく学部共通専門科目は、各言語・言語圏の学びにとって理論的な支えとなることでしょう。また、国際関係学科の学生からみても、他学科・専攻の学生とともに学びの範囲を大きく拡げる機会となります。愛知県立大学外国語学部 4 つの特色
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