愛知県立大学 日本文化学部への招待
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卒業生(大学院に進学)在学生中古文学ゼミ近現代文学ゼミ日本語学ゼミ若松 伸哉[国文学/近代文学 小説・評論]コーパス言語学]大川 孔明[日本語学/文体論 計量言語学/本橋 裕美[国文学/上代・中古文学 物語文学]御前 凜さん(復元衣装を試着する御前さん)国語国文学科の授業では、1、2 年生から自身で興味のある分野について研究を行うことができます。講義を聞くだけでなく、自分で調査し考察する実践的な学びができ、私は中古文学の基礎研究の授業で前期は『伊勢物語』の初段・四十一段における「紫草」について、後期は『うつほ物語』俊蔭巻における俊蔭の異郷訪問譚について調べました。自身で注釈書や論文を用いて調べることはとても大 変ですが、充実した学びを得られる貴重な時間です。他の学生の発表を聞くことで自身の考えを深めることが出来ます。また、講義以外にも大学や学部学科が主催する公開講座にも積極的に参加するようにしています。特に印象的であったのは、十月に開催された古代衣装の復元についての公開講座です。日本 古代の宮廷衣装や「深衣」と呼ばれる中国の古代衣装などを文献資料から現代に復元する過程のお話を聞いたり、実際に復 元された衣装を着用したりと貴重な体験をさせていただきました。ゼミ生によるゼミ紹介昨年度は、『今昔物語集』や『天草版平家物語』を題材に研究・発表を行いました。今年度は、国語学に関する多様な論文を読み込んでいます。そして、これまでにどのような問題が取り上げられてきたのか、またどのように解決されてきたのかを数人で議論し、理解を深めています。日本語には、いまだ解明されていない現象や表現が多く存在します。そうした問題をどのように捉え、解決していくかが国語学の大きなテーマです。本ゼミでは、そうした問題を論理的に研究しています。日本語の歴史や構造に興味がある方、国語学の視点から文学作品を読み解いてみたい方におすすめです!ゼミ生によるゼミ紹介本 橋ゼミでは奈良時代から平安時代に書かれた文学 作品の 研 究をしています。『源氏物語』をはじめとした中古文学を学び、「もののあはれ」を感じられるのがこのゼミの面白さの一つだと思います。具体的な授 業内容としては、発 表と質疑 応 答を何度も行います。そして、ゼミ生や先生からのフィードバックを活かして自分の意見を練り上げ、卒業論文として完成させます。一年かけて同じ作品やテーマと向き合い続け、新たな知見を生み出せる喜びは大きいですよ。ゼミ生によるゼミ紹介若松 ゼミは皆さんが 一度は聞いたことがある夏目漱石や太 宰治など、近代に活躍した作 家の作品を扱います。講 義ではゼミ生一人一人が好きな作品を担当し、その作品についての考察をゼミ生全員で議論します。最初は考 察を立てるのが 難しいかもしれませんが、議論を経て、数々の新たな発見がありますので、自分の考察がどんどん良いものになっていきます。ぜひ我々と共に近代文学を味わいましょう。皆さんにお会いできるのを楽しみにお待ちしております。私は和歌文学に興味関心を持っており、所属している伊藤伸江先生のゼミでは、中世和歌についての勉強をしています。授業は学生が一人二首ずつ和歌を研究して発表し、先生からのご指導をいただくという形で 進みます。発 表のレジュメづくりは大変ですが、とてもやりがいがあって楽しいです。調査する中で私が特に好きなのは、和歌に使われている句や語彙が、それ以前に詠まれた和歌ではどのように使われていたのかを一つひとつ調べるという作業です。その作業をすることで、当時の言葉のあり方が、現代の私たちにとってのそれとは違うのだとあらためて感じ、言葉は生きているのだとしみじみと思い知ります。また、和歌というとたった三一文字のみの世界だと思われるかもしれませんが、歌人達の人間関係や散文などとも深い繋がりがあり、調べれば調べるほど和歌の世界が広がって面白みが増すところも魅力です。そのため、授業での発表後はやり終えた達成感ももちろんありますが、「もっと調べたかったのに、時間が全然足りなかったな」といつも少し悔しい思いをしているほどです。ゼミ生一同ゼミ生一同ゼミ生一同ゼミ生一同ゼミ生一同ゼミ生一同        :写真中央)若宮 理紗さん(ゼミに参加する若宮さん7

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