●Esthetique musicale de Proust(パリ第3大学博士論文,1995 年) ●« Proust et les derniers quatuors de Beethoven »(Etudes de langue et litterature francaises, no.70, 1997年) ●『カタルーニャを知るための50章』明石書店、2013 年11月。(立石博高・奥野良知編) ●「カタルーニャにおける独立志向の高まりとその要因」『愛知県立大学外国語学部紀要』第47号、2015年3月。 ●「カタルーニャの独立へ向けた『プロセス procés』の現状と経緯」『共生の文化研究』11 号、2017年3月。 ●(著書)『口が覚えるブラジルポルトガル語─スピーキング体得トレーニング─』三修社 2012 年9月 ●(著書)「第1部異言語間のインターカルチュラル・コミュニケーション:第5章言語的マイノリティの子どもの母語・母文化に対する態度の変容─異文化間メール交流をきっかけに─」三牧陽子他編『インターカルチュラル・コミュニケーションの理論と実践』くろしお出版2016年3月 pp.67‒81 ●(報告書)(ゼミ生と共著)国際協力レポート部門佳作「世界地図を作ろう─愛知県立大学と瀬戸市立八幡小学校の世代を超えた交流─」独立行政法人国際協力機構(JICA)『グローバル教育コンクール2012 受賞作品集(DVD)』2013年 ●(共著)谷川道子、秋葉裕一編『演劇インタラクティヴ 日本×ドイツ』早稲田大学出版部、2010年3月 ●(共訳)エリカ・フィッシャー=リヒテ著『パフォーマンスの美学』論創社、2009年10月 ●(単著)「ブレヒトを聴く/読む──ハイナー・ゲッベルスの音楽劇の試みを手がかりに」(中島裕昭編、日本独文学会研究叢書054)2008年6月 ●「新しい世紀におけるハイナー・ミュラーの〝後継者たち〟」(アルネ・クラヴィッター編、日本独文学会研究叢書120『旧東ドイツの文学における公共性』所収)2016年10月 ●『賢者ガルシアロブレス伝 国連憲章と核軍縮に取り組んだ外交官』(2015) ●『大使館国際関係史─在外公館の分布で読み解く世界情勢』(2009) ●「ユートピアニズムの解剖─『危機の20年』と大戦間期の国際仲裁─」(2007) ●「平和案としての国際仲裁─19世紀中葉における市民社会、議会、国家理性─」(2004) ●Hajime KONNO, Max Weber und die polnische Frage, Baden-Baden: Nomos 2004. ●今野元『マックス・ヴェーバー』(東京大学出版会、平成19年)。 ●今野元『多民族国家プロイセンの夢』(名古屋大学出版会、平成21年)。■授業科目 ■専門・専攻領域 フランス語圏文学・文化■最終学歴 ■学位 研究内容・教育方針 授業等では、長年、研究対象としてきたプルーストを中心として、19、20 世紀のフランス小説を取り上げることが多い。研究としては、19世紀末から20世紀初頭にかけての、ベル・エポックと呼ばれるフランス文化を対象としている。つまり、文学のみならず、様々な文化的事象について、社会的歴史的コンテクストと結びつけて幅広く考えることを目指している。業績■授業科目 ヨーロッパ政治経済研究■専門・専攻領域 近現代カタルーニャ史・カタルーニャ地域研究■最終学歴 ■学位 研究内容・教育方針 私が研究対象としているのは、スペインとフランスにまたがって存在しているカタルーニャ地方です。中心都市はバルセローナで、独自の言語(カタルーニャ語)、独自の歴史と文化を持つ地域です。スペイン側カタルーニャ(カタルーニャ自治州)は、スペインで唯一産業革命が生じた地域で、現在に至るも GDP の約 20%を占めるスペイン経済の中心地で、近年はスペインからの独立運動が非常に盛んになっています。私の問い、カタルーニャが中世以来長年に渡って独自の集合的アイデンティティを維持しているのはなぜか? なぜカタルーニャでは中世以来商工業が盛んなのか? なぜカタルーニャでは中世以来議会主義の伝統と合意の政治文化が根付いているのか? それらの点は、実は互いに深く結びついているのではないか? ということにあります。授業では、カタルーニャを題材としながら地域と国家を歴史的に考察していきます。業績■授業科目 ■専門・専攻領域 ポルトガル語教育、多文化共生■最終学歴 ■学位 研究内容・教育方針 日系人の就労を事実上合法とする 1990年の「出入国管理及び難民認定法」の改正を機にブラジル出身者の人口は増加し、出入国在留管理庁統計(2024 年末現在)によると、その数はおよそ21万人にのぼる。そうした彼らの滞在形態は長期化の傾向を示し、「生活者」としての色合いが濃い。その結果、日本生まれの子どもが増加し、公立学校には日本の子どもに混じり学校生活を送る在日ブラジル人児童・生徒の姿が数多く見受けられるようになっている。こうした中で、継承語・母語の喪失が顕在化しており、これまで彼らに対する継承語・母語教育の在り方を探る研究を続けてきた。その一方で、ブラジル出身者との共生にあたり、外国語としてのポルトガル語の学習機会は必要不可欠であるにも関わらず、現在、その社会的な位置づけは決して高いとはいえない状況にあり、日本における外国語としてのポルトガル語学習・教育環境の在り方を探る研究も行っている。外国人住民を取り巻く状況は刻々と変化しているため、社会の動きを的確に捉えた授業を行っていきたい。業績■授業科目 ■専門・専攻領域 ドイツ文学、現代演劇、舞台芸術論■最終学歴 ■学位 研究内容・教育方針 現代ドイツ語圏の舞台作品を、上演のための文学テクストおよび実際の上演の両面から分析することで、従来の「戯曲」の枠を大きく逸脱する、パフォーマティヴ(上演のさなかに現前する行為遂行的)な「テクスト」の多様性を追究しています。このような「テクスト」の上演は、演じ手と観客の位相の変化をも伴うため、1990年代以降の劇場システム、文化政策の変遷についても併せて研究を試みています。授業では、現代にいたるドイツ語圏文学と演劇のかかわりを、20世紀末以来の研究成果を踏まえ通史的に考察する一方で、ポイントとなる劇作家たちの作品の原書による精読・分析をおこない、文学テクストの内実、すなわち、ある作品が書かれるための歴史的(・作家の個人史的)な必然性と、作品(文体)のもつ強度を双方向的に読み解いていきたいと考えています。業績■授業科目 ■専門・専攻領域 国際機構・国際紛争、外交関係早稲田大学大学院政治学研究科 ■最終学歴 博士後期課程単位取得後退学政治学修士■学位 研究内容・教育方針 もともとは「ガバナンス」という言葉に関心をもって、国際政治の「かたち」がどういうものかを探求していました。「アメリカの世界支配」とか、もっと古典的に「国民国家システム」とかよく聞くでしょう。自分が関心があったのは、そうしたメジャーなところよりもむしろ国際機構や国際法のような「ユートピアン」と蔑まれる領域のほうでした。とくに仲裁です。現実主義者は、そんなものは存在しない「理想」にすぎないと酷評しますが、19世紀には仲裁はたくさんおこなわれていたのです。ですから、それはまぎれもなく「現実」でした。しかも、自由主義とよばれる当時の世界秩序に機能的にもフィットしたものでした。でも、つい先日まで、ある出版社にさそわれて本を書くことになり、大使館や外交関係にいれこんでいました。このテーマも「かたち」の探求という意味で、これまでの研究の延長といえるはずです。「教育方針」は紙幅がなくなったので一言で。お互い自立した研究者になりましょう。業績■授業科目 ■専門・専攻領域 ヨーロッパ国際政治史、ドイツ政治思想、日独関係史■最終学歴 ■学位 研究内容・教育方針 19世紀ドイツを中心に欧米世界の政治史・政治思想史を研究している。人間における理性と情念との葛藤が関心の対象で、とりわけナショナリズムや宗教的情熱が政治に与える影響について考えてきた。従来は西欧派ドイツ・ナショナリストとしてのマックス・ヴェーバーに焦点を当ててきたが、近年ではフランス革命から現代まで視野を拡げ、ドイツ政治史の多様な側面に取り組んでおり、また近現代日独関係史にも分析を拡げつつある。 大学院教育において重視するのは、語学力及び史料解析能力である。外国研究において、語学力の向上に努めるのは当然のことだろう。加えて重要なのは、収集した史料から多用な情報を引き出す解析作業であり、それは丁度ソムリエがワインの微妙な違いを言い当てるのに似た営みである。大量の研究文献を大雑把に読んで概括するのではなく、一つの史料、いや一つの文章を徹底して読み込み、そこから何かを引き出す地道さ、堅実さを、大学院生には求めたい。業績AICHI PREFECTURAL UNIVERSITY 諸地域文学・文化研究パリ第3(新ソルボンヌ)大学第3課程文学博士早稲田大学大学院商学研究科 博士後期課程単位取得退学修士(商学)多文化共生論大阪大学大学院博士(言語文化学)諸地域文学・文化研究東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程 単位取得満期退学修士(文学)国際関係論研究ヨーロッパ政治経済研究 社会文化研究特講(博士後期課程)東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了Dr. phil.(ベルリン・フンボルト大学)・ 博士(法学)(東京大学)19原 潮巳 准教授 [はら しおみ]奥野 良知 教授[おくの よしとも]髙阪 香津美 教授[こうさか かつみ]四ツ谷 亮子 准教授[よつや りょうこ]木下 郁夫 教授[きのした いくお]今野 元 教授 [こんの はじめ]
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