愛知県立大学大学院 国際文化研究科 2026
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●『多言語国家スペインの社会動態を読み解く』ミネルヴァ書房、2009 年(単著) ●『人文地理学への招待』ミネルヴァ書房、2015年(編著書) ●『空間コードから共創する中川運河』鹿島出版会、2016 年(編著書) ●『地中海都市─人と都市のコミュニケーション』東京大学出版会、2021 年(単著) ●ヘルベック『史録スターリングラード』(人文書院、2025年1月:共訳) ●ユルチャク『最後のソ連世代 新装版』(みすず書房、2024年9月:翻訳) ●「1961年のソ連製ポリオ生ワクチンの緊急輸入」『ロシア史研』第109号(2022年 11月) ●ウルフ『ハルビン駅へ』(講談社、2014 年10 月:翻訳) ●マーチン『アファーマティヴ・アクションの帝国』(明石書店、2011 年5月:監訳) ●「国交回復前後の日ソ文化交流」『思想』2006 年7月号 ●『中世後期ドイツの犯罪と刑罰』単著、北海道大学出版会、2010 年 ●「中世後期・近世ドイツの犯罪史研究と『公的刑法の成立』」『史学雑誌』114 編9号、2005 年 ●「18世紀後半ドイツ・リッペ伯領のポリツァイとコミュニケーション」『歴史学研究』836号、2008年 ●谷口智子『新世界の悪魔─カトリック・ミッションとアンデス先住民宗教─』、大学教育出版、2007年 ●朴哲著、谷口智子訳『グレゴリオ・デ・セスペデス─スペイン人宣教師がみた文禄・慶長の役─』、春風社、2013年 ●常松洋・松本悠子編『消費とアメリカ社会─消費大国の社会史』(山川出版社、2005年)(共著) ●有賀夏紀・小檜山ルイ編『アメリカ・ジェンダー史研究入門』(青木書店、2010年)(共著) ●遠藤泰生編『近代アメリカの公共圏と市民』(東京大学出版会、2017年)(共著) ●「一八世紀ラングドックにおける地方三部会と金利生活者」『西洋史学』第227号、2007年 ●「近世ラングドックにおける身分制議会とフィナンシエ」『県大紀要(地域・国際)』37、2005年 ●「一八世紀フランスの公共事業と地方財政」『西洋史学』第201号、2001年■授業科目 ■専門・専攻領域 地理学、地中海都市・ランドスケープ研究■最終学歴 ■学位 研究内容・教育方針 グローバル化が進むなかで、生物多様性や文化多様性に関する議論が高まりをみせていますが、私は、そこに地域多様性を加えるべきだと考えています。地域多様性を育てるには、固有名詞で意味づけされた場所や地域の価値を究明する学問、換言すれば、身体と場所、あるいは場所がおりなす地域を結ぶ風景について考究する学問が必要です。これが地理学の生業にほかなりません。私は、地中海ヨーロッパをフィールドとして、人の移動と定着やアーバンコモンズの構築に関する研究に取り組んできました。その蓄積をいかして、最近では、都市コミュニケーション研究所を立ち上げて、地理学の視点・方法を基礎としつつ、都市計画や建築などの計画論への橋渡しをめざす、より実践的な研究に挑戦しています。大学院教育では、生の都市・地域に展開する諸事象の関係性を読み解くことに関心をもつ人を広く対象とし、地域多様性のフィールド学研究グループを主な活動の場として、観察・分析・解釈の眼を養っていきたいと思います。業績■授業科目 ■専門・専攻領域 ロシア研究(特に20 世紀のソ連史)■最終学歴 ■学位 研究内容・教育方針 20世紀のロシア=ソ連史が専門です。スターリン時代に強制移住の憂き目を見た少数民族(ドイツ人、朝鮮人など)について、権力による弾圧と統合の両面から研究しました。近年は、ソ連の文化政策や戦後の日ソ文化交流に取り組んでいます。また学術書の翻訳も積極的に行っています。 大学院での教育は史料や文献を愚直に読み込む姿勢を、身をもって教えたいと思います。学問を極める真摯な姿勢を分かち持ちたいです。業績■授業科目 ■専門・専攻領域 ドイツ中近世都市、ドイツ近世国家、犯罪の社会・文化史■最終学歴 ■学位 研究内容・教育方針 中世後期・近世ドイツの都市と国家を対象に、犯罪と刑罰という視点から、1つは、当時の人々の日常生活を再構成し、他の1つは、警察・行政、刑事裁判における法規範の意図・機能・現実的通用を研究してきました。 また宗教改革以降のドイツにおいて、諸宗派(カトリック、ルター派、カルヴァン派)が近代の社会と国家の形成に及ぼした影響を研究しています。 大学院での教育に当たっては、ドイツ語文献を正確に読解し、その論理構成を把握する訓練を行います。また近代歴史学が今日まで発展させてきた歴史学上の方法論を学び、それを自身の研究にどのように生かすか検討します。業績AICHI PREFECTURAL UNIVERSITY ■授業科目 ■専門・専攻領域 宗教学、ラテンアメリカ地域研究筑波大学大学院哲学・思想研究科■最終学歴 博士(文学)■学位 研究内容・教育方針 新大陸の先住民文化を対象とした文化人類学的、また宗教学的視点からの異文化接理解や、比較地域研究の紹介を行っています。特にアンデス地域の古代文化や植民地時代の先住民・混血大衆社会の研究を専門としています。 受講者はその枠を越えた地域の民族、また現代の新大陸先住民や混血大衆文化などを扱うことも可能です。人類学、宗教学、歴史学などの理論に親しみながら、受講生のテーマに沿った人文・社会科学としての論文作成を最終目的とします。資料収集や、必要がある場合はフィールド調査、分析方法、結果の解釈の為の実践的知識や技術を、個々人の研究を進める過程で学び、定期的に論文の講読とディスカッション、またレポート作成の技術指導や、研究発表を行います。業績■授業科目 ■専門・専攻領域 アメリカ近代史、 ■最終学歴 ■学位 研究内容・教育方針 独立革命と南北戦争にはさまれた、建国初期からアンテベラム期(南北戦争前の時代)の歴史、中でも産業革命を経験した北東部の社会、特に家族や女性のおかれた状況や奴隷制廃止運動について研究しています。この時代に起こった変化は、経済的にも政治的にも社会的にも、その後の時代に大きな影響を与えており、この時代の研究は重要なはずなのですが、日本ではあまり注目されていない分野だといえます。 みなさんとは、アメリカで出版された最新の研究書を読みながら、アメリカ史研究の面白さと研究の難しさを共有していきたいと思っています。業績■授業科目 ■専門・専攻領域 フランス中世・近世史、財政史研究、公債の研究■最終学歴 ■学位 研究内容・教育方針 研究テーマは、近世フランスにおける公債制度と金利生活者の形成、フィナンシエ(財務官僚・金融業者)の人脈関係である。近年の研究は、フランス絶対王政の中央集権化が不完全であり、ローカルなさまざまの「社団」が王権による地元の統治に協力していたことを明らかにした。「社団」のひとつである南仏ラングドック地方の三部会をケーススタディとして、三部会による公債発行、公債に投資し金利を受領した金利生活者の社会階層と地理的分布を分析している。 教育においては、フランス中世・近世史に関するフランス語論文・文献の講読を通して、フランス語読解能力を向上させる。歴史学に関する専門用語、とくに近世における司法・財政・行政制度や官職の名称をフランス語から日本語に正しく訳すことを重点に置く。業績比較地域研究、社会文化研究特講(博士後期課程)東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学博士(学術,東京大学)ヨーロッパ歴史社会研究東京大学大学院 総合文化研究科地域文化研究専攻 博士課程修了博士(学術)ヨーロッパ歴史社会研究北海道大学大学院文学研究科 博士後期課程西洋史学専攻修了博士(文学)比較地域研究、社会文化研究特講(博士後期課程)英米歴史社会研究建国初期~南北戦争前の社会史・家族史・女性史名古屋大学大学院文学研究科 博士後期課程(西洋史学)満期退学修士(教育)ヨーロッパ歴史社会研究東京大学大学院人文社会系研究科 博士課程単位取得満期退学博士(文学)22竹中 克行 教授[たけなか かつゆき]半谷 史郎 教授[はんや しろう]池田 利昭 准教授[いけだ としあき]谷口 智子 教授[たにぐち ともこ]久田 由佳子 教授[ひさだ ゆかこ]伊藤 滋夫 准教授[いとう しげお]

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