愛知県立大学大学院 国際文化研究科 2026
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2022年度開設 コミュニティ通訳(Community Interpreting あるいは Public Service Interpreting)は、医療、司法、教育、行政 、福祉等の領域で実践され、円滑なコミュニケーションを支援するために必要な通訳です。 日本で生活する外国籍住民の数は2024 年末現在377万人で、この 30年間でおよそ 2.8倍に増えました。愛知県には約 33万2千人の外国籍住民が暮らしており、この数は大阪府(約33万4千人)に次いで3位です。役所、病院、学校、警察、雇用相談や法律相談、防犯・防災活動など、様々な場面で多言語対応が求められていますが、多くの外国籍住民にとって、依然として言葉の壁、文化の壁、制度の壁、心の壁は大きいままです。こうした問題は以前から指摘されていましたが、コミュニティ通訳には、語学力のみならず関連分野の知識や高い倫理観が求められます。その指導ができる人材は限られており、体系的な教育を行っている大学はほとんどありません。このような現状をふまえ、本コースは、コミュニティ通訳に関する知識やスキルを体系的に学び、専門性を高めていくことを目的とし設置されています。 本コースでは、2026年度から通訳専門分野とコーディネイト専門分野の 2分野を設け、国籍に関係なく、以下のような人材の育成を目指します。1) 専門性を持つプロフェッショナルなコミュニティ通訳者(医療、司法、教育、行政、福祉等の分野で必要な知識、異文化理解力、通訳者倫理をみにつけた専門家)。2) コミュニティ通訳コーディネータ(専門知識と語学力を持ち、通訳者とユーザーの間を調整し、社会インフラとしてのコミュニティ通訳を効果的に機能させる人)。3)コミュニティ通訳分野における指導者、研究者となる人。 「理論」「実践」「研究者としての能力」の3要素を含み、多文化共生論、現場実務に関する知識、事例研究を含むコミュニティ通訳研究、言語別演習、実務実習、アカデミック・プレゼンテーションに関する科目があります。主な指導通訳言語ペアは日本語を軸語として、英語、スペイン語、ポルトガル語、中国語です。また、本コースは 2024年に文部科学省の事業に採択された「多言語多文化社会で必要とされるコミュニケーションデザイン能力を有する専門職人材の共同育成」にも取り組んでいます。海外の4つの大学院の教員や学生とともにオンラインや対面でプロジェクト型合同学習などへも参加できます。本事業に関する詳細は以下の QR コードから Web ページにアクセスしてください。 現にコミュニティにおいて多言語支援を実践している方や、医療・司法・教育・行政・福祉等の分野に関わる現職者、有資格者、経験者で高い語学力をお持ちの方、コミュニティ通訳学の研究と実践に強い関心を持つ方を歓迎します。人文・社会科学系ネットワーク型大学院構築事業 Graduate School of International Cultural Studies29コミュニティ通訳学コース設置の趣旨どのような人材を育てるかカリキュラムの特長・指導体制入学者 ▶ このような人を歓迎しますコミュニティ通訳学コース公式Facebook国際文化専攻博士前期課程コミュニティ通訳学コース

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