愛知県立大学 Guide Book 2026
11/84

IIII PREFECTURALUNVERSTY2026ACH 戦後復興のなか創設された愛県大は、当初より自文化と異文化の深い理解を促す教育研究を推進してきました。現在は、グローバルな動きとローカルな動きが交差する新しい国際性を中軸のひとつに据えて、文理5学部が手を取り合い、“これまで”と“いま”、そして“これから”を見据えた大学づくりを進めています。 すべての学生が履修する独自の教養教育「県大世界あいち学」では、人をつなぎ世界を結ぶ、愛知に根差したグローバルな素養と実践力を身に付けることができます。文化的差異の理解と多言語運用能力を磨く科目群だけでなく、日本人学生と留学生が集い共修する科目や課程外での国際交流を促す場づくり(iCoToBaなど)も整えています。 このような教育環境は、多言語を専攻言語とする外国語学部に加え、日本文化学部や教育福祉学部、看護学部、情報科学部における教育研究の国際的な展開によって形作られています。各学部・学科では、それぞれの分野・領域にかかる学識を培うための専門教育科目が体系的に設置されています。それと同時に、分野・領域のみに閉じこもることなく、世界の人々への共感力に裏うちされた叡智を拓いていく教育を目指しています。 iCoToBa(アイコトバ)を合い言葉に、いつも学内でグローバル交流を実感してください。ここはすべての学生が自由に使える外国語学習スペースです。いわばグローバルキャンパスの中核、愛県大の中にある留学先、学生中心のグローバルコミュニ 英語・ポルトガル語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・中国語のほか、韓国朝鮮語・ベトナム語・ロシア語・日本語など、さまざまな声が聞こえます。語学検定、留学前の学び、留学生との会話やイベント、ネイティブ教員との面談、グループ学習や成果発表などが行われています。さらに国際的なイベントでのボランティア、多言語での愛知県観光パンフレット作成など、地域社会と連携したプログラムもあります。カリキュラムや単位とは関係なく、外国語学習に意欲のある学生同士で多言語空間を楽しめます。 また、iCoToBaの隣にあるCroCuS(クロッカス)では、学内外からのスピーカーによるセミナーや日本文化紹介、留学生自身による出身大学や国の紹介などの多彩なイベントが開催され、様々な交流が広がっています。ティ、それがiCoToBaです。09異文化交流の「場」iCoToBaとCroCuS愛県大におけるグローバル交流空間、全学生に開放iCoToBaのさらに詳しい内容はWEBサイトへ愛県大の国際性 世界の人々への共感力をはぐくむ「叡智のすみか」として

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る