愛知県立大学 学報 vol.1
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|新任教員紹介|2 最近の世の中は様々な形で変化をし、世界中の多くの人々は地球規模の問題を手遅れになる前に解決できないかもしれないと怯えています。私が大切にしていることは、地球温暖化や戦争、貧困のような大きな問題に対応する前向きな考えを持ち、解決できないのではないかと後ろ向きになりがちな考えに打ち勝つことです。いくつかの先進国では人種差別や外国人嫌悪が深刻になっています。未来を明るい世の中にするため、国籍や人種だけでなくアイデンティティの意識を高め、本当の意味での異文化理解を目指すことが私にとってとても大切です。教養教育センター 准教授ジョシュ・ブルノティ 今、大切に思っているのは異文化交流と理解です。将来は日本と外国の関係はより一層、重要になります。他の国の言語や文化を知ることは、グローバル社会を作るために必要なことであります。文化の多様性を認識しながら、スペイン語を教え、日本文化を研究し活動していきたいと思います。外国語学部ヨーロッパ学科スペイン語圏専攻 講師ロペス・ロドリゲス 母性看護学・助産学を担当し、女性の健康、男女のリプロダクティブ機能の健康、次世代育成に関する研究や教育に携わっています。晩婚・晩産化、不妊・生殖医療、出生前診断、若者の性などの今日的課題から、いのちを育むことの尊さとこの過程を護る看護の奥深さを伝えたいです。看護学部看護学科 講師三尾 亜喜代 妊婦と助産師のインタラクションに関する研究に取り組んでいます。安定した母児関係の一つに相互作用論がありますが、学生と関わるなかで、学生と教員の関係も同様ではと実感することが多々あります。彼らの探求心をさらに刺激できるよう謙虚に教育・研究に向き合っていかねばと身が引き締まる思いでいます。看護学部看護学科 講師西川 みゆき 私の研究テーマは、アメリカにおける雇用と労使関係です。ミドルクラスが縮小しているアメリカでは労使関係にどんな変化があったのか。自国経済が悪化するなかでアメリカに入国し、家族への仕送りを続けている移民たちはどのような環境で仕事をしているのか。このような人々の暮らしと仕事に関心を持ち学んでいます。外国語学部英米学科 准教授中島 醸 天皇家の女性が伊勢神宮に仕えた斎宮制度について研究しています。大切にしているのは、彼女たちの声を横取りしないこと。都を離れ伊勢で暮らした日々に対して、身分の高い彼女たちはほとんど言葉を残していません。物語や和歌を通して彼女たちに迫る研究をしていますが、同時に研究者の想像で彼女たちの声を代弁したつもりにならないようにしたいと考えています。同様に、日々、人と関わる中でも声を遮らず向き合いたいと思います。日本文化学部国語国文学科 准教授本橋 裕美 私の専門とする国際法は、伝統的には国家間関係を規律する法律でしたが、現在では国際機関、個人、企業、NGOなど国家以外の主体の活動にもグローバルに適用される法律です。これまで世界各国の学会を飛び回り、英文で論文を掲載してきましたが、海外の研究者や法律家と同じトピックスについて全く同じように語り合う感動は、何ものにも代えがたいものがあります。このような感動を県大の学生とも共有していけたらと考えております。外国語学部国際関係学科 講師山下 朋子|MEMO|「学長」、「新任教員紹介」及び「役職者紹介」の写真については、本学写真部の学生2名(外国語学部2年・野秋綾花、日本文化学部2年・長谷川奈央)に撮影をしていただきました。この場をお借りし、ご協力に感謝します。
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