愛知県立大学 学報 vol.1
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言語は変化しつつ受け継がれてきた先人達の遺産ポルトガル語は地域の外国人住民との大切なコミュニケーション手段|学生・教員の活躍|5 私の専門は日本語史、特に方言の歴史の記述研究です。受賞論文も、江戸時代にロシアに漂着した薩摩人の言語の記録等から鹿児島方言の過去否定の歴史の一端を明らかにしたものです。今回の受賞で改めて感じたのは、今まで頂いた教えや先人達の研究の蓄積の上に自分の研究が成り立っているということです。これは言語そのものにも当てはまります。言語は文献時代以前から変化しつつ受け継がれてきた先人達の遺産だと思っています。日本文化学部国語国文学科 准教授久保薗 愛 大学では色々な事に挑戦してみたいという気持ちがあり、今回の関西学生ポルトガル語暗誦大会に参加させていただきました。ポルトガル語は学習し始めて3ヶ月程しか経っておらず不安もありましたが、高阪先生の熱いご指導と友人や家族の支えがあり優勝を手にすることができたと思います。本当にありがとうございました! これからもポルトガル語の学習に意欲的に取り組んでいきたいと思います。外国語学部国際関係学科 1年伊藤 珠菜(前列中央)第36回関西学生ポルトガル語暗誦大会優勝日本語学会論文賞受賞

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