愛知県立大学 学報 2019 vol.3
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留学生的愛知ガイド国際感覚での驚きと発見を多言語で ー5年間の成果ー|MEMO|2018年度秋から、35名の留学生が本学で学んでいます。イギリス・フランス・スペイン・ドイツ・ポルトガルなどのヨーロッパ、メキシコ・ブラジルなどの中南米、中国・韓国・台湾などのアジア、ロシアなど出身国は多様です。留学生は学内で日本語を学ぶほか、日本語教員課程の学生との合同授業やイベントなど在学生との交流にも積極的に参加しています。|地域と大学|8 ”留学生的愛知ガイド”とは、県大で学ぶ留学生が日本人学生とともに、愛知の名所を訪ねた感想を多言語で発信するパンフレットです。世界各地から来る留学生は、県大生として学びの毎日に生き生きしています。しかもその感性と探究心は、県大をつつむ愛知文化へと向かいます。ぜひ現地に触れてもらいましょう。そして独自の眼差しは何をとらえたのか、写真の解説をつくってもらいましょう。そのとき、日本人学生との語らいはとても有効です。ブラジル、ペルー、メキシコ、ポルトガル、スペイン、韓国、台湾、中国などから来た留学生が共働しました。まさに県大はグローバルな知性に満ちています。これまで足助(香嵐渓や町並み)、常滑(焼き物と醸造業)、小原(和紙づくりと四季桜)、瀬戸(絵付けや町並み)、東栄町(花祭り)を訪れ、ポルトガル語、スペイン語、韓国朝鮮語、中国語(繁体字・簡体字)などのパンフレットをつくりました。 12月15日(土)には「『留学生的愛知ガイド』シンポジウム」を開きました。留学生と日本人学生が経験と思いを語り、受け入れてくださった新城設楽振興事務所、東栄町、豊田市和紙のふるさと、豊田市足助観光協会、瀬戸市地域振興部のご担当者をお招きし、県大への期待や提言などを語っていただきました。またこの日、WEB版留学生的愛知ガイドをお披露目しました。今後、さらに探究心を深めつつ、発信力を高める予定です。ご期待ください。

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