愛知県立大学 学報 2019 vol.3
11/12

|イベント&コラム|9こかげものがたり樹影譚~同窓会のコト~ その3愛知県立大学全学同窓会 会長 山下達治 高田キャンパス夜景高田キャンパス図書館前校歌「第三節」 高木市之助自筆写真出典「愛知県立大学70周年記念写真集」あいち認知症パートナー宣言推進フォーラムで「認知症パートナー大学」に認定 愛知県が策定した「あいちオレンジタウン構想」の基本理念である「認知症に理解の深いまちづくり」の実現に向け、本学は「あいち認知症パートナー大学」に申請し登録されました。 今後、認知症に理解の深いまちづくりに「じぶんごと」として取り組むため、以下の2点の取組をすすめます。1.認知症を正しく理解し、適切に支援できる応援者をたくさん 増やします2.愛知県内の市町村と連携し、認知症カフェの立ち上げや運 営に協力します「県大アゲイン」2019年6月 開催予定 本学では、地域社会への貢献や生涯学習に向けた取組の一つとして、これまでに蓄積された研究成果を広く社会に還元するため、多くの公開講座を開講しています。 「県大アゲイン」では、これまでに愛知県立大学で教鞭をとられていた先生方を講師としてお迎えし、在職中の教育・研究活動や思い出などをお話しいただきます。県大の「これまで」を知る先生方から学び、「これから」を考える機会となります。 大きな四本の楠は、旧高田町キャンパスの記憶を、その葉ずれの音に込めて伝えています。若々しい女性の歌声が聞こえます。女子大校歌として式典のとき以外にもよく歌われ、女子大が県大となった後も女子短期大学の学生によって歌い継がれてきたということです。   大学は叡智の住みか     をとめわが叡智のすみか   さんさんと日光注ぎ     ほのぼのと月影にほひ   瑞陵の丘のあけくれ     澄み徹る叡智のすみか 初代学長、国文学者の高木市之助が、退任に際して置き土産のように残した作品です。四行目の「月影にほひ」は、前行の「日光注ぎ」と対句をなしているのですが、夜の大学をイメージしています。働きながら、夜の学びに励む短大の学生へのエールと思われます。 第一節の「大学は叡智の住みか」のリフレーンに対応して、第二節では「大学は正義の城砦(とりで)」、第三節では「大学は生命(いのち)の泉」と結ばれ、格調高く歌い上げられます。長久手市4大学連携推進事業「4U(ふぉーゆー)」2018年度報告会2019年3月 連携する4つの大学の社会貢献や研究、教育について、体験やレクチャーを通して知るためのワーキングを各大学が主催し、4回開催しました。本学は服部亜由未准教授(日本文化学部歴史文化学科)が講師となり、古地図や絵図等の資料を持って市内を歩き歴史の痕跡を観察するとともに、歴史的な町並みの保存・活用方法を検討する取り組みを行いました。4大学が実施したワーキングを中心に、2018年度の取り組みを報告します。|MEMO|毎年度ご退職をされる本学教員の多くは、学科や専攻が主催する最終講義を行っています。ご自身の研究内容や授業科目、また学生指導や大学での思い出など様々なお話しを聞くことができます。今年度の最終講義の日程等については、本学ホームページでご確認ください。※各イベントの実施内容の詳細や申込方法等は、大学ホームページで随時公表いたします。

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る