2|顔の見える異文化交流|4クラスノヤルスク国立医科大学との交流協定締結と看護学生の受け入れ クラスノヤルスクは、ロシア連邦のシベリア中部に位置する都市です。2017年9月、愛知県立大学とクラスノヤルスク国立医科大学との間で、学術交流協定が締結され、両大学間で短期看護学研修を実施することが合意されました。この合意に基づき、2018年5月13日(日)から5月26日(土)まで、同大学から看護学生2名(男女各1名)と通訳1名とが、愛知県立大学を訪問しました。 同大学の看護学生は、長久手キャンパスで日本語のクラスやiCoToBaセミナーなどに参加し、守山キャンパスで、新生児の沐浴、救急法や、頸部などのフィジカルアセスメントを、シミュレーターや本学部学生とペアを組んで体験しました。 また、愛知県がんセンター中央病院を訪問し、看護部長やがん看護専門看護師から講義を受け、一般病棟やICU病棟、手術室などで行われている医療を見学しました。さらに病院食を試食し、ロシアと日本の医療の違いや、システム化されている日本の医療や看護に学ぶところが多かったようです。 本学看護学部生、大学院生との交流会も行いました。研修生からは前日の病院見学で疑問に思ったことや日本の看護師の教育システム、看護師を目指した動機などの質問があり、本学学生もロシアの看護学生の様子や生活習慣病などについて質問し、熱心な交流となりました。 看護学部では、アメリカのニューヨーク州立大学フレドニア校、ポートランド州立大学、またオーストラリアン・カソリック大学と交流協定を結び、学生の交流を進めています。これは、看護・英語海外研修として単位認定されます。昨年度は、オーストラリアン・カソリック大学で14名の学生が研修しました。また、ニューランカスター大学(英国)にて2名が語学研修を受けました。このほか、ロシアのクラスノヤルスク国立医科大学から、2名の看護学生の短期研修を受け入れ、本年度中に本学部からも同大学に学生を送る予定です。
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