愛知県立大学 学報 2021 vol.8
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●著書名 精神科看護師による患者 advocacy●著者名 戸田由美子 (看護学部 教授)著●出版社 三恵社 ●出版年 2019年精神科看護師が、精神科病棟に入院している患者さんの「患者の権利」を守るために、どのような看護介入をしているのか、精神科病棟における患者の権利や利益を阻害する状況や、それに対する患者advocacyを明確にした。精神科看護師に対する倫理教育や精神科看護師の自律性確立に貢献するものである。本学で行った寄付講座の講師陣を中心に、文学、歴史学、法学、国際関係論、経済学、経営学などの多様な専門分野の研究者が、中国、台湾、東南アジア、中央アジア、その他新興国の歴史と現状をとりあげ、現代アジア研究の概説書として未来を展望する。「アフリカの子ども=飢餓と貧困」といったイメージを塗り替え、サバンナや熱帯林、都市などの多様な環境と、そこに息づく文化の中で生きる子どもたちの姿を描いた論集。現地調査を続けてきた研究者らが、各地で学び、遊び、育つ子どもたちの姿を生き生きと描き出す。アフリカ入門の教科書にも最適。●著書名 隠れキリシタンの布教用 ノート 吉利支丹抄物 影印・翻刻・現代語訳●編著者名 大塚英二 (日本文化学部 教授)ほか編●出版社 勉誠出版●出版年 2019年隠れキリシタンの里として知られる大阪の旧家に長く秘蔵されていた『吉利支丹抄物』の全篇を影印・翻刻し、現代語訳と解説を附したもの。中世末期から近世初期にかけて日本文化に他者として多大な影響を与えたキリスト教文化を翻訳の観点から見る。〔科研基盤研究(B)の研究成果として刊行〕一つの国家に一つのネイション(同じ政治的アイデンティティを持つ共同体)と一つの国家語しか認めない「国民国家」と対峙する少数派は吸収・統合されるしかないのか?それとも独立か?複数のネイションが共存する国家は可能なのか?ヨーロッパ、カナダ、中国、日本の諸地域を例に考察。戦後から現在の市町村とも、江戸時代の村落とも異なる、明治国家を支えた「自治」は、財源において国庫を優先しながら多くの行政負担が地方へ転嫁されたにもかかわらず、なぜ曲がりなりにも機能したのか。各地の歴史史料を活用し、制度が地域社会でいかに運用されたかに注目して論じる。●著書名 現代アジア学入門:多様性と 共生のアジア理解に向けて●編著者名 鈴木隆 (外国語学部 准教授)、 西野真由 (外国語学部 教授)ほか編著●出版社 芦書房●出版年 2017年●著書名 地域から国民国家を 問い直す―スコットランド、 カタルーニャ、ウイグル、 琉球・沖縄などを事例として●編著者名 奥野良知 (外国語学部 教授)編著●出版社 明石書店●出版年 2019年●著書名 子どもたちの生きるアフリカ: 伝統と開発がせめぎあう大地で●編著者名 亀井伸孝 (外国語学部 教授)ほか編著●出版社 昭和堂●出版年 2017年●著書名 町村「自治」と明治国家●著者名 中西啓太 (日本文化学部 准教授)著●出版社 山川出版社●出版年 2018年教員著書紹介コーナー教員著書紹介10

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